モノを捨てなくてもOK! ちょっとした一手間で快適ライフを実現できる収納ルール!【実際にやってみた】

暮らし

2016/5/27


『イラストでわかる!好きなモノと美しく暮らす収納のルール』(加藤ゑみ子/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

 新しい生活がスタートし、まだまだ慣れていない人も多いこの時期。新生活開始当初は、快適に過ごすべく、部屋を片づけたり家具を買い替えたりした人も多いだろう。

 しかし収納の仕方を間違うと、心機一転のつもりが「片づけたばかりなのに気が付くと散らかっている」「整理整頓したら逆に物の場所が分からなくなった」といった状況に陥り、頭を悩ませることになる。

 筆者自身、片づけるとなるとつい“揃えること”に熱中し、なぜかその状態をキープできると信じてしまう。結果、片づけはしているはずなのにすぐに散らかる、という事態に陥る。そんな片づけ下手な人におすすめしたいのが、『イラストでわかる!好きなモノと美しく暮らす収納のルール』(加藤ゑみ子/ディスカヴァー・トゥエンティワン)。近年、とにかく捨てて物を減らせ、という本が多いが、本書では、収納方法を工夫することで快適に暮らせる方法が紹介されている。

まずは、「どういう生活を送りたいのか」を考えてみる

 最初に、自分の生活スタイルを改めて思い返し、どういう生活が送りたいのかを考えよう、とある。筆者の場合は「料理と仕事を快適に行いたい」と常々思っている。そこで本書の17ページにある“「収納」8つの大原則”を見ていくと、ルール5にある「使う目的に合わせた収納にする」ことができていないのでは?と思い当たった。

 書類をファイルに入れて、「紙」という括りで棚に差しているが、棚に差したままではどのファイルに何が挟んであるのか分からない。この辺にしまったはず……と引っ張り出して間違っていても、その出したファイルに突っ込んで棚に戻してしまうことがある。これを繰り返していると、いざ必要になった時、片っ端から探すはめになる。「料理と仕事を快適に行いたい」という収納が全く実現できていない。

 本来なら、きちんと戻すべきなのだろう。そんなことは分かっている。だが分かってはいても、ついつい怠けてしまうのが人間だ。そこでこのルール5だ。そして、ルール7の「記憶に頼らない収納方法をとる」というのも気になった。

 今回は本書の中からこの2点に重点を置いて実践してみようと思う。

いよいよ整理整頓を開始!

 まずは、ブックスタンドでジャンルごとに区切り、よく使うファイルに見出しをつけて中を分かりやすくしてみた。


 整理していると、「ここに入っているはず!」と思ったものが違うところから出てくる出てくる……。たったこれだけのスペースに、用途がかぶっている不要なファイルが10枚もあった。こんな状態でファイルが足りない、なんて思っていた自分を深く反省した。少し前に整理したばかりのはずなのだが……物はこうやって増えていくのか、と実感。

 続いて、料理中に探すのに苦労するスパイス類。


 上から見ると、同じ色のふたがいくつもあり、何が何やら分からないので……


 記憶に頼るのはやめて、中身が分かるようにしてみた。片づけていて分かったが、黒コショウと一味が2本ずつあり、あると思っていたパプリカパウダーがなかった。ふたの色が濃いものは、マスキングテープを貼って上から書くと見やすくなる。

 片づけ後、実際にこの中で生活してみて、早々に違いを実感した。記憶に頼っていないため、「見つからない」「どこだっけ?」という無駄なイライラや手間から解放される。たったこれだけのことで、実際に格段に書類が見つけやすくなり、料理もしやすくなった。

 この『イラストでわかる!好きなモノと美しく暮らす収納のルール』には、ライフステージや生活スタイルに合わせた無理のない収納方法が種類別に記されており、自分に合った方法を選ぶことができる。自分がどう暮らしたいのか、何をそばに置いておきたいのか、散らかる理由は何なのかを今一度考えながら“散らからない収納”を試してみてほしい。

文=月乃雫