2002-2011 疲れた心を癒す号泣本セレクション

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更新日:2013/8/13

いろいろあった1年を振り返り部屋の大掃除とともに心の大掃除もしませんか?
心に積もった鬱屈やストレスを涙で洗い流せば、2012年をすっきり新たな気持ちで始められるはず。ダ・ヴィンチ電子ナビでは、鉄板の号泣本を大紹介します!

鉄板号泣本セレクション2002-2011

2002年から2011年に発行されたダ・ヴィンチの年末号「BOOK OF THE YEAR」で紹介された本の中から泣ける本として紹介されている本を大紹介!間違いなくオススメできる「号泣本」はコレだ!

2002年 幽霊になった少年がこの世に戻るファンタジー
紙『青空のむこう』アレックス・シアラー 金原瑞人/訳(求龍堂)
(2003年1月号 「BOOK OF THE YEAR」海外文学第2位)
「青空のむこうから、ひとりの少年が降りてきた。やり残したことがあるから・・・」。ある日突然死んでしまった男の子、ハリーが天国から少しの間戻ってくる。「生きている今が大切なんだよ」というメッセージを伝えてくれる、読後感の爽やかな感動の物語。
 
 

2003年 2003年に100万部突破!映画化も話題に
紙 電子『世界の中心で愛を叫ぶ』片山恭一(小学館)
(2003年1月号 「BOOK OF THE YEAR」出版界トピックス)
恋人の死から始まる10代の青春純愛小説。映画版でヒロインを演じた柴咲コウは、「泣きながら一気に読みました。私もこれからこんな恋愛をしてみたいなって思いました」とコメント。2001年の発行から口コミで評判が広がり、2003年に100万部を突破した奇跡の作品。
[紙の本]
[電子書籍]

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2003年 いびつな登場人物たちの愛を描いた直木賞受賞作
紙 電子『星々の舟』村山由佳(文藝春秋)
(2004年1月号 「BOOK OF THE YEAR」恋愛小説部門2位)
禁断の愛に悩む兄妹、他人の男ばかり好きになる末っ子。戦前生まれの父も、団塊の世代の長兄とも、傷をかかえていた――。家族それぞれの愛と人生の彷徨を描き、直木賞を受賞した感動の物語。
[紙の本]
[電子書籍]
 

2003年 タイトル通り、号泣必至の恋愛小説
紙『号泣する準備はできていた』江國香織(新潮社)
(2005年1月号 「BOOK OF THE YEAR」恋愛小説部門2位)
完璧に幸せな恋愛のあと、男は出て行った。だが、想いは消せないままに文乃は男と会い続けていた・・・・。静かな悲しみのなかに強さが滲む12の短編を収録。第130回直木賞受賞作。
 
 
 

2004年 静かに激しく、魂に突き刺さる物語
紙『夕凪の街 桜の国』こうの史代(双葉社)
(2005年1月号 今月のプラチナ本)
淡々とした日々の中、時折思い出される原爆の記憶が“生き残ってしまった”彼女を苦しめる。原爆投下から10年後を描いた『夕凪の街』、50年後の『桜の国(一)』、60年後の『桜の国(二)』と、時を経、人々が日常を取り戻そうとしてもなお、さまざまな形でよみがえる原爆のつめ跡を、戦後世代が描く意欲作。
 

2005年 読み終えたあと、大切な人に会いたくなる
紙『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』リリー・フランキー(新潮社)
(2006年1月号 「BOOK OF THE YEAR」総合2位)
リリー・フランキーが骨身に沁みるように綴る、母と子、父と子、友情。「オカン」との最期までを書いた自伝的長編小説。読めばきっと大切な人に会いたくなる。
 
 
 

2006年 人生の滑稽さ、愛おしさが胸に沁みる傑作短編
紙 電子『陰日向に咲く』劇団ひとり(幻冬舎)
(2007年1月号 「BOOK OF THE YEAR」総合2位、恋愛小説部門1位)
ホームレス願望のあるサラリーマンや売れないアイドルに恋する秋葉系男子、ギャンブル好きで多重債務者の男など、愚直に生きる愛すべき市井の人々を描いた連作短編集。登場する老若男女それぞれの人生が絶妙にクロスする物語設定や、笑いのなかに哀しさ・滑稽さ・愛おしさが滲む文章といった、作家・劇団ひとりの腕前が存分に味わえる。
[紙の本]
[電子書籍]

2007年 人と人とのつながりの大切さを再認識させられる
紙 電子『カシオペアの丘で』(上・下)重松清(講談社)
(2008年1月号 「BOOK OF THE YEAR」ブックオブザイヤー 今年1番泣けた本2位)
40歳を目前にして人生の「終わり」を突きつけられたその日、俊介はテレビ画面に、いまは遊園地になったふるさとの丘を見つける。封印していた記憶が突然甦り、ある事件をきっかけに導かれるようにしてふるさとへ。「愛にもたくさんの形がある。そして愛するがゆえに別れは痛い」との声が寄せられた。
[紙の本]
[電子書籍]

2008年 東野圭吾が家族の絆を描いた感動的小説
紙『流星の絆』東野圭吾(講談社)
(2009年1月号 「BOOK OF THE YEAR」ブックオブザイヤー 総合1位)
幼い頃に両親を殺害された三兄妹。成長した彼らは、両親の仇と思われる人物と出会う。事件の時効は間もなく成立しようとしていた・・・・・・。涙があふれる衝撃の真相に心を打たれる。
 
 
 

2009年 すべてを失った中年男性とピュアな犬の切ないロードムービーマンガ
紙 電子『星守る犬』村上たかし(双葉社)
(2010年1月号 「BOOK OF THE YEAR」ブックオブザイヤー 今年1番泣けた本1位)
40歳を目前にして人生の「終わり」を突きつけられたその日、俊介はテレビ画面に、いまは遊園地になったふるさとの丘を見つける。封印していた記憶が突然甦り、ある事件をきっかけに導かれるようにしてふるさとへ。「愛にもたくさんの形がある。そして愛するがゆえに別れは痛い」との声が寄せられた。
[紙の本]
[電子書籍]

2010年 医療現場を舞台に人が向き合い、心を寄せ合うことの尊さを描いたヒューマンドラマ
紙 電子『神様のカルテ』夏川草介(小学館)
(2011年1月号 「BOOK OF THE YEAR」ブックオブザイヤー 今年1番泣けた本2位)
夏目漱石を敬愛する青年内科医・栗原一止は、長野県の小さな病院に勤務している。「24時間、365日対応」の職場は常に医師不足。不満や不安を抱えながらも山岳写真家のハルに支えられて多忙な日々を送っていた。そんな彼に母校の医局から誘いの声がかかる。読者アンケートでは、「病ではなく人間に向き合う一止先生の姿勢に魅力を感じる」との声が届いた。
[紙の本]
[電子書籍]

2011年 人を思う気持ちの強さにじんわり温かくなる
紙 電子『ツナグ』辻村深月(新潮社)
(2012年1月号 「BOOK OF THE YEAR」ブックオブザイヤー 総合14位)
たった一人と一度だけ、死者と生者を再会さ せてくれる人がいるらしい・・・・・・。大切な人を失った後悔を抱えながら、どう生きればいいのか。誰もが直面する苦悩に真っ正面から挑んだ、著者渾身の連作長篇ミステリー。
[紙の本]
[電子書籍]

【まとめ】2002年から2011年までの10年間、12冊の号泣本を紹介しました。並べてみると、家族の絆、人との繋がりの大切さ、人を思いやる気持ちをテーマにした作品が多いような。ぜひ、あなたの号泣本を見つけてみてください。後編では、本読みによるオススメ号泣本を紹介します!