「ぜひバトルシーンが見たい!」『聲の形』大今良時による新連載はファンタジー作品!

マンガ

公開日:2016/6/2

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 『聲の形』で知られる大今良時の新連載が今秋スタートすることが、2016年5月25日(水)発売の『週刊少年マガジン26号』で発表された。新連載の予告カットには、雪の中たたずむ少年と犬らしき動物の姿が描かれている。大今の新連載の知らせにファンたちは「この絵だけで期待しちゃう! 早く読みたい!」「大今さんの新連載!! 聲の形ほんと大好きだし、新連載も楽しみ!!」「またこの人の描くカットに心奪われてしまった。新連載うれしすぎる!!」と大興奮だ。

 今回の新連載は『週刊少年マガジン』の予告ページに「心の形、人間の形。“彼”の目を通して知る、世界の『優しさ』と『厳しさ』があなたの胸を締め付ける。まだ誰も読んだことがない新時代のファンタジーが誕生」というキャッチコピーが付けられているように、大今初のファンタジー作品となりそう。これにファンは「大今先生がファンタジー作品か。想像がつかない。どんな作品になるのか楽しみ過ぎる」「向いてる気がする。激しいバトルアクションも繊細な人間ドラマも見事に描きこなす筆力だからな」と期待を寄せている。

 大今は、2008年に週刊少年マガジン新人漫画賞に『聲の形』で入選。しかし、リアルないじめ描写と聴覚に障害のある少女の話がテーマということで連載が見送られたという過去が。2009年に冲方丁原作のSF小説『マルドゥック・スクランブル』のコミカライズでデビュー。丁寧な場面描写とのめり込ませるストーリー展開で人気を博した。その後、2013年になりようやく『聲の形』が正式に連載スタート。同書は「このマンガがすごい!2015」オトコ編第1位や「マンガ大賞2015」第3位など、様々な賞を受賞している。

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 大今の新連載がファンタジーということで、ファンの中にはSF作品である『マルドゥック・スクランブル』を思い出している人も。同作は、人体や意識を機械的もしくは他生物に拡張・改造し、社会ネットワークつながることで巨大な組織に立ち向かう少女・バロットを描いた物語。冲方の描く近代的で、しかし古典SFの要素も多く含んだ世界を大今は見事に表現した。日常の中での人間の成長を描いた『聲の形』だけでなく、どこにもない世界を描いている大今の作風の広さを感じているファンたちからは「ファンタジーまじ期待!かわいい女の子が見たいっす」「すごいきれいで迫力のあるバトルシーン書くからぜひバトルシーンが見たい!」「個人的にはあのケモノ君が気になります。ぜひ活躍させてほしい」という要望の声も。

 2016年9月17日(土)からは劇場版アニメ公開も決定している『聲の形』。大今の新連載はこの劇場版公開に合わせてくるのではないかとファンの間では噂になっているようだ。これから新連載の続報も楽しみに待ちつつも、まずは『聲の形』と『マルドゥック・スクランブル』を読んで、大今の作品の多彩さに期待を膨らましてはいかがだろうか。

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■『聲の形』7巻
著:大今良時
価格:463円(税込)
発売日:2014年12月17日
出版社:講談社