大人気「syunkonカフェごはん」シリーズ最新刊は電子レンジでカンタン絶品レシピ！【作ってみた】

　2011年4月に第1弾が発売され、今でも絶大な人気を得ている「syunkonカフェごはん」シリーズ。大阪生まれの著者・山本ゆりさんの、料理本とは思えないギャグ要素に飛んだこのシリーズは、レシピ本としてはもちろん、読むだけでも楽しめる画期的な仕様となっていることで有名だ。

　そんなカフェごはんシリーズに、電子レンジで作るレシピだけを集めた最新刊『syunkonカフェごはん　レンジで絶品レシピ』（山本ゆり/宝島社）が登場した。山本ゆりさんは、最近まで電子レンジが苦手だったそうだが、電子レンジのレシピを増やしてほしい、と言われて試行錯誤していくうちに、虜になってしまったそう。今ではすっかり電子レンジが相棒のようだ。

　簡単レシピを得意とする山本ゆりさんの電子レンジレシピ。これを知れば、絶対に料理が楽しく楽になるはず!!　そう思い、実際にいくつか作ってみた。

耐熱コンテナ1つで！　肉じゃが

　まずは、人気レシピBEST10の1位に輝いた「耐熱コンテナ1つで！　肉じゃが」。少し小さめに切ったじゃがいも、玉ねぎ、にんじん、豚バラ肉を耐熱コンテナに入れ、醤油、砂糖、酒、みりんを加える。あとはふわっとラップをかけて電子レンジで8～10分加熱するだけ。混ぜて冷ませばあっという間に味も染み込み、短時間で簡単においしい肉じゃがが完成する。

　こんなに短時間で、しかも電子レンジで作ったとは思えないほど、ほくほくとしていて味もしっかり。1位というのも納得の仕上がりになっていた。ぜひとも定番メニューにしたい一品。

究極に簡単！　カレーリゾット

　続いては、お米から作る「究極に簡単！　カレーリゾット」。耐熱ボウルに米を洗わずに入れ、カレールウと水を加えてラップをかけてレンジで12～15分加熱。あとはよく混ぜて温泉卵、粉チーズ、パセリをのせれば完成。

　今回、玉ねぎのみじん切りやひき肉を入れるとよりおいしい、とあったため、玉ねぎのみじん切りも入れてみた。お米から作っているので 食感もしっかりとしていて、本格的。ご飯を炊いていない時に、お米さえあればあっという間にできるのが嬉しい。

ガトーショコラ風 チョコレートケーキ

　最後はデザート。メレンゲではなくベーキングパウダーを使う、「ガトーショコラ風チョコレートケーキ」。耐熱ボウルに割った板チョコ、バターを入れてレンジで溶かし、砂糖、溶き卵、ラム酒、薄力粉、ベーキングパウダーを加えて混ぜる。あとはオーブン用シートを敷いた耐熱コンテナに生地を流し入れ、レンジで2分30秒加熱するだけ。冷やしてから切って、粉砂糖をかければ出来上がり。

　電子レンジでの加熱だけで作ると固くなりそうだと思っていたが、驚くほどしっとりふわふわ。使用する器具も少なくて済むので、洗い物も楽で有難い。ぜひともレパートリーに加えたい。

　この『syunkonカフェごはん　レンジで絶品レシピ』には、他にも本当に簡単で、家にある材料で作れるお手軽レシピばかりが掲載されている。誰でも分かる説明で面白おかしく紹介されているので、料理が苦手な人でも楽しく取り組めそう。今までレシピ本を見てもいまいちうまく作れなかった、という人は、ぜひ本書を活用して料理好きになってほしい。

文＝月乃雫