MEGUMI、「もう一人暮らしには戻れない」

芸能

2011/9/5

 「LOVE」という言葉が好き、というMEGUMIさん。でも、みうらじゅんのエッセイ『LOVE』(角川文庫)を手に取ったとき、少し戸惑ったとか。
  
「だって先輩が『LOVE』なんてタイトルを本につけちゃうなんて意外だったんです(笑)」  MEGUMIさんが“先輩”と呼ぶのは、中学時代から“サブカルおじさん”として崇拝していたみうらさんのことだ。
  
 「深夜番組で一緒にMCを担当させていただいたんですが……印象はこの本のままですね。考えすぎているときに気持ちをユルめてくれる感じが、文章にそのまま表れています」
  
 エロへの飽くなき欲望、“いなたい”青春の郷愁、中央線的文化の芳醇な香り。短いエッセイにはお馴染みの偏り気味な愛がほとばしる。 「飲んでいてもたまにいいこと言うんですよ(笑)。実はアツくてロックな人なんだけど、すごくシャイ。だからこそ、大笑いっていうよりクスっと笑えるエッセイを書けるんでしょうね」
  
 受け手でいることに飽き足らず、発信者としてフリーペーパー『FREMAGA』を立ち上げ、いまも仕事の合間には編集にいそしむ彼女。そして、最近では初のエッセイ集『Present time 垂れない落ちない女子の生き方』(幻冬舎)を出版したばかり。
  
 「実は、企画を自分から売り込んだんですよ。今年は30歳になるので、文章として整理するということをやり遂げておきたかったんです」
  
 やさしくてたくましく、包容力がある人。エッセイ集から感じる人柄は、彼女がパート1に続いて吹き替えを担当した『カンフー・パンダ2』のマスター・ヘビとそっくり。
  
 「今回は仲間や家族の絆がテーマなんです。キャッチーだけど深くて、抑揚のある笑いも健在で、かつ3Dという。超満載ですね」  一昨年出産した息子さんも1作目のDVDをかけると「かなり食いつく」という『カンフー・パンダ』ファン。
  
 「いちばん身近な人が仕事で喜んでくれるっていうのはすごいうれしいこと」と語るが、MEGUMIさんにとって、家族とは?
  
   「うちは母と娘の女ふたりで、のんきな感じの家族だったので、いま旦那さんがいて子どもがいて、犬が3匹いてっていうガチャガチャ感に支えられていることがよくわかる。生々しくリアルに大変なこともあるけれど、もう一人暮らしには戻れないですね」
  
(ダ・ヴィンチ9月号 あの人と本の話より)