櫻井翔&宮崎あおい、映画『神様のカルテ』には原作にないサプライズが!

映画

2011/9/5

 「『櫻井さんと冒険がしてみたい』と強く感じました」 『神様のカルテ』の映画化を手がけた深川栄洋監督は、同作で主人公・栗原一止を演じた櫻井翔と話したときに、そう感じたという。
  
 「僕にとことんつきあってくれる彼の『我慢強さ』がなければ、今回の栗原一止(くりはらいちと)は生まれなかったと思います」
  
 同作は、夏川草介の同名小説を原作にした話題の映画だ。 「原作を読んでまず印象に残ったのは、愛らしい登場人物と、彼らが直面するシリアスな問題とのギャップ。ユーモラスな人々が作り上げるファンタジーな世界と、医療現場のリアルな息遣いを併せ持った作品だと思います」
  
 映画では、一止の妻・榛名(はるな)を宮崎あおいが好演している。
  
 「少ない言葉で相手の心の在りようを知ろうとする榛名という役どころを、何気ない仕草や人との距離感などで、繊細に表現してくれたと思います。他の出演者に関しても、幾つもの映画ができるほどの『主役』が集まってくれました」
  
 キャスティングについては、自身で「監督としての仕事に難解さ」を求めたことが決め手になったようだ。
  
 「『池脇千鶴さんが切れ者の同僚だったらややこしいなぁ』『柄本明さんに“お前は若い頃の俺に似てる”なんて言われたら素直に喜べないなぁ……なんて。そんなふうに、映画を困難にさせてくれる俳優さんが僕は大好きです」
  
 映画のラストには、原作にないサプライズが用意されているという。
  
 「このエピソードを加えるかどうか最後まで悩みましたが、『この映画が、あるひとつのことを2時間かけて展開させた』象徴として加えました。僕はそういう映画が好きなんです」
  
(ダ・ヴィンチ9月号 松本 わたしをとりもどす街より)