「ヨネダ作品に外れナシ! 期待値MAX!」BL作家・ヨネダコウが青年誌初連載でファン大興奮!

マンガ

公開日:2016/6/27

 BLマンガ界の人気作家・ヨネダコウが、2016年6月28日(火)に発売となる『イブニング』14号から新連載『Op -オプ- 夜明至の色のない日々』をスタートすることが決定した。ヨネダが青年マンガ誌で連載するのは今作が初めてとあって、ファンは「キターー! とうとう青年誌進出!! 楽しみすぎる!」「ヨネダ作品に外れナシ! 初青年誌作品がどうなるか期待が膨らみまくり!」とボルテージMAXのようす。

 ヨネダは元々は同人誌にてBL(ボーイズラブ)を描き人気を博していた作家。2007年に商業誌デビューすると、そのデビュー作であるBL作品『どうしても触れたくない』が大きな話題を呼んだ。物語は、新しい職場に初出社した主人公の嶋が、エレベーターで二日酔いの男と一緒になる。それが上司となる外川との出会いだったのだが、図々しく見えて気遣いのある外川に嶋は次第に惹かれていく。嶋は傷ついた過去の経験から、外川に近づけずにいる一方で、外川は忘れられない過去の出来事を胸に抱えたまま、嶋への想いを隠そうとはしない。好意を持ちながらも素直になれない、2人の不器用な男の距離が描かれる――。

 互いに惹かれあいながらもトラウマによりうまく寄り添うことができない2人の姿や、自分の心をコントロールできず葛藤する様子に多くの読者が共感し「感情移入しすぎてやばい」「とにかく切ない! 恋愛のむずかしさ、嬉しさ、苦しさが目いっぱい詰まってる。大好き!」「辛い恋を引きずっている嶋が外川にそのうち飽きられるんじゃ、と距離を置こうと葛藤するところが可愛いっ」と熱狂的なファンを生み出した。さらにその反響の大きさから、デビュー作にもかかわらず「このBLがやばい! 2009年腐女子版」で3位に選ばれ、2014年には実写映画化もされるという快挙を成し遂げることに。

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 その後も多くのBL作品を生み出してきたヨネダだが、中でも代表作と言えるのが現在もBLマンガ雑誌『ihr HertZ』で連載中の『囀る鳥は羽ばたかない』。ドMで変態、淫乱の主人公・矢代は、ヤクザの真誠会若頭であり、真誠興業の社長を務める。金儲けが上手で本音を決して見せない矢代のもとに、用心棒として百目鬼力(どうめきちから)が現れる。部下には手を出さないと決めていた矢代だったが、なぜか百目鬼には惹かれてしまう。矢代に誘われる百目鬼は、ある理由により誘いに応えることができない。自己矛盾を抱える矢代と愚直なまでに矢代に従順な百目鬼、2人の傷を抱える男たちの物語――。

 男2人の重厚な物語に触れた読者からは「この作品に出合って他のBLがおもちゃのように感じられるほどハマり込んだわ」「ストーリーもキャラクターも、これでもかってほど練られていて魅力的!」「これはBLという枠を飛び出して素晴らしい! ジャンル分けするなら“傑作”です」と絶賛の嵐が巻き起こった。

 そんなヨネダが青年誌初連載を開始するのが、いつも厄介な案件が持ち込まれる保険調査員・夜明至(よあけいたる)の生活が描かれる『Op -オプ- 夜明至の色のない日々』。今までヨネダのBL作品に親しんできた読者からも「ヨネダ先生がついに青年誌!? どんなんなるんだろ、超楽しみ!」「ヨネダ先生のマンガが青年誌に載るなんて、なんて世界は素敵なんだ!」「オオオォォォ! これは絶対面白くなる! 10万ルピアかけてもいい!」「ヨネダ先生の作品はジャンル関係なく面白いのは明白。新たな分野で一体どんな世界を描いてくれるんだ!!!」と大きな期待の声が上がっている。

 同作はシーズンごとの不定期連載となり、第1話の前編が『イブニング』14号、後編が15号に掲載される予定。BLというジャンルで作品を生み出し続けながらも、ジャンルの枠にとらわれない物語で読者を魅了し続けてきたヨネダが、青年誌でどのような世界を描き、楽しませてくれるのか。自分の目で確かめるしかないだろう。

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■『囀る鳥は羽ばたかない』3巻
著:ヨネダコウ
価格:700円(税込)
発売日:2015年6月1日
出版社:大洋図書

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■『どうしても触れたくない
著:ヨネダコウ
価格:648円(税込)
発売日:2008年9月1日
出版社:大洋図書