斎藤工×窪田正孝出演ドラマ『臨床犯罪学者 火村英生の推理』の原作シリーズのスピンオフ! コンビ結成のエピソード、その詳細があきらかに

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/14

斎藤工窪田正孝が出演したドラマ『臨床犯罪学者 火村英生の推理』は記憶に新しいだろう。有栖川有栖が手がけた、その原作シリーズのスピンオフ作品「あるトリックの蹉跌(全5話)」が無料公開される。

JTが運営するWEBサイト「ちょっと一服ひろば」での公開となるが、第1話だけは雑誌『ダ・ヴィンチ』8月号と「ダ・ヴィンチニュース」の特設ページでも公開される。

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「火村シリーズ」は、英都大学社会学部で犯罪社会学を専攻する火村英生が、警察の捜査協力依頼を受けて、数々の難事件を解決していくシリーズ。彼の捜査(フィールドワーク)に同行するのが大学時代からの旧友である作家の有栖川有栖なのだ。

「火村シリーズ」の第一作である『46番目の密室』には、火村と有栖川の出会いのエピソードが描かれている。

有栖川有栖は、大学2年のときの5月7日、締切が迫っていたミステリの新人賞に応募するため、親族相続法講義の教室に原稿用紙を持ち込み、小説を執筆していた。書くことに意識を集中していた有栖川だったが、隣でおもむろに自分の執筆原稿を読みだした男子学生がいることは気づいていた。

彼は書き上った原稿をすべて読み終えると、有栖川の手許を覗き込んでまで読もうとする。咎めようとしかけたところで講義終了となり、チャイムが鳴ったが、席を立とうとしないその男子学生は不意に「その続きはどうなるんだ?」と訊いてきたのだ。この男こそが火村英生だった。有栖川が昼飯に誘うと、火村は小説を読ませてもらったお礼にカレーをおごってくれた。

『46番目の密室』に書かれているのはここまでだが、今回のスピンオフ「あるトリックの蹉跌」では、ここでの彼等のやりとりがさらに詳しく記されている。

あのとき、有栖川が親族相続法講義の教室で執筆していたのは、どんなミステリで、それをどんなふうに火村は読み、推理したのか。

有栖川作品のファンなら、必読であること間違いなしだが、シリーズ未読であっても、本作をきっかけに、火村と有栖川の二人に興味が湧くこと必至の洒落た短編。この機会にぜひ楽しんでほしい。

⇒「あるトリックの蹉跌(第1話)」(ダ・ヴィンチニュース)
⇒JT「ちょっと一服ひろば」