「生きる世界は他にもある」朝井リョウが『世界地図の下書き』で伝える、「逃げる」ことの意味

文芸・カルチャー

2016/7/6

『世界地図の下書き』(朝井リョウ/集英社)  児童養護施設「青葉おひさまの家」で暮らす小学生の太輔。事故で両親を亡くしたあと、引き取られた伯父夫婦の家で虐待を受けたため、はじめは心を閉ざしていたが、同じ部屋の仲間たちのおかげで徐々に打ち解けていった。中でも心の支えになったのは年上のお姉さん、佐緒里だ。その佐緒里が高校... 続きを読む