『ONE PIECE』82巻!ログポースを辿ってもラフテルへは辿りつけない!? 最後の島の所在の手がかりが明かされる!

アニメ・マンガ

2016/7/6


『ONE PIECE』82巻(尾田栄一郎/集英社)

 『ONE PIECE 82巻』(尾田栄一郎/集英社)は、ずいぶんと賑やかで懐かしい一冊となっている。登場人物は一気に増え、表題にふさわしい「ざわつく世界」を感じさせられた。懐かしいあの人たちも本書で一気に再登場している。立派かつおてんばにご成長されたあの人、ルフィにぶっ飛ばされたのにいつの間にか国王になっているあの人、天才的な医術を誇るピチピチのおばあさまなど、ワンピース全巻を集めている読者なら「ここでつながるか!」とワクワクさせられること間違いなしだ。

 さらに本書では、「ひとつなぎの大秘宝」が隠されているグランドライン最後の島「ラフテル」についてもふれられている。なんと…なんと! ラフテルへは、ログポースを頼りに島を辿っても、辿りつ けないのだ! では、どうやってラフテルへ行くか。そのためには、ポーネグリフを探さないといけない! しかし、ただのポーネグリフを探すのではない! そのポーネグリフとは…! 残念ながら、これ以上は言えない。気になる方は、ぜひ本書をチェックしてほしい。

 この82巻では、ラフテルへ辿りつく手がかりと、どうしても麦わら一味と四皇たちがぶつからなければならない理由が出てくる。冒険心くすぐられる展開だ。私は本書を読む間、あまりに鼻息が荒くなり、鼻息でページをめくったくらいだ。鼻水も少し飛ばしただろう。次巻の83巻が待てそうにない。ところが幸いにも、7月23日(土)にはワンピースフィルム『GOLD』が公開される。全国のワンピースファンと映画館でワイワイやるためにも、この冒険心とワクワクと鼻息は大事にとっておこう。

 非常に個人的だが、ここで私のワンピースの考察を入れたい。なぜ四皇たちがラフテルへ辿りつけないかだ。お互いがけん制し合っているという理由もあるだろうが、私は「赤髪」がカギを握っていると考える。きっと大事なポーネグリフを隠しているのだろう。もちろん何の根拠も自信もない。私の考えだ。そして、かつて登場した女性キャラクターたちだが、この2年を経て、以前より胸が大きくなった気がする。これはかなりの根拠と自信がある。

 最後に2点ふれたい。まずは「SBS」からだ。今回のSBSも、しっちゃかめっちゃかになっている。読者からの質問の1つに「尾田先生大変です。ぼくのうしろに赤犬がいます。どうすればいいでしょう。」とある。尾田先生の回答がこれだ。「落ち着いてください。赤犬をやりすごすポーズを教えます。口を“”3”にして左上を見つめ、口笛を吹いてください」。このポーズをすれば赤犬を回避できるそうだ。漫画、アニメ、ドラマなどでよく見かけるあのポーズだ。これはいいことを聞いた。私も明日から赤犬級に面倒な人物に対して、このポーズを使うことにする。私は尾田先生を信じたい。

 そしてもう1つ。本書のカバーをとり、裏表紙を見ると、ルフィとチョッパーが描かれている。ルフィの吹き出しには「ゆっくりゆっくり」というセリフが、チョッパーの吹き出しには「疲れねえように!」というセリフが書かれている。感慨深いメッセージだ。本当に粋だ。

 ワンピースには様々な伏線が張られており、その謎を推理するのが楽しいという読者もいる。そういう意味では、82巻はかなりポイントとなるだろう。果たして空白の歴史には何があったのか。ますます混とんとする展開はどこへつながるのか。想像はふくらむ一方だ。

文=いのうえゆきひろ