「この読み応えたまらない…」すえのぶけいこ新連載『ライフ2 ギバーテイカー』にのめりこむ読者続出中!

マンガ

公開日:2016/7/7


 女子高生のいじめや友情、恋愛を描いた人気漫画『ライフ』を生み出したすえのぶけいこが、2016年6月25日(土)発売の『月刊アフタヌーン』8月号から新連載『ライフ2 ギバーテイカー』をスタートした。これには「この読み応えはやばい! はまりそうな予感」「キタキタキター! ライフも面白かったからめちゃ嬉しい」と喜びの叫びが上がっている。

 すえのぶは1999年に『別冊フレンド』の「第338回BFまんがセミナー別フレ賞」でグランプリを受賞して漫画家デビュー。2002年から2009年に同誌にて連載した『ライフ』は、そのリアルで残酷ないじめを描いた内容が大反響を呼ぶ。高校1年生の主人公・椎葉歩は、憧れて入学した高校で仲良くなった安西愛海から、「彼氏を奪おうとしている」という誤解を受けたことから“いじめ”が始まる。いじめは執拗で歩は母親に助けを求めようとするも、体の弱い弟に手いっぱいの母親には、歩の話を聞く余裕はない。担任に相談するも、担任は県会議員である愛海の父親の権力を恐れた学校側に移動処分を言い渡されてしまう。それでも歩は仲間を見つけていじめに立ち向かい、強くなっていく――。

 いじめやリストカット、レイプ未遂といった衝撃的な内容と、友達同士のリアルなすれ違いや妬みなどを描いた同作に「表現が生々しくて辛い分、次第に凛々しく強くなっていく主人公に感動する!」「ドロドロのいじめの様子が見ていて痛々しいが、それに立ち向かえる歩がかっこいい」「初めて読んだときは手が震えた! いじめの現場はまさにこんな感じ。多くの人がこれを読んでいじめの悲惨さを知るべき」「リストカットに偏見を持っていたけど、これを読んだらそうなる気持ちが理解できた。深く考えさせる名作だわ」と共感し、感動したという声が溢れた。

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 同作はコミックスの累計発行部数が1,000万部を超え、2006年には「第30回講談社漫画賞」の少女部門を受賞。さらに2007年には北乃きい主演でドラマ化もされ、原作を読んでいない人からも熱い支持を得た。

 また2013年3月からは、同じく『別冊フレンド』にて『HOPE』を連載。漫画家になりたい主人公・夢野ひかりが夢をかなえるために邁進するという物語。持っているのはマンガに対する並々ならぬ情熱と、未知数の才能のみという主人公が、一歩進んでは壁にぶつかり、同志だと思っていた人から嫉妬されたりと、平坦でない道を必死で進んでいく。主人公のマンガにかける想いに読者は「自分のやりたいことにここまで一生懸命になれるって素晴らしい!」「マンガを描くことに偏見を持つ人がいたりするのがリアル! それでも自分の進みたい道を切り開いていく主人公に勇気を貰った」と、感銘を受けたという声が上がった。また「描く力がなくて馬鹿にされたり、逆に妬まれたりっていうマンガ業界の人間関係が面白い」と、マンガ業界ならではのドロドロした人間関係の描写にハマった人もいるようす。

 そんな複雑で絡まりやすい人間関係や、主人公の葛藤を巧みな描写で描いてきたすえのぶの新連載『ライフ2 ギバーテイカー』。同作では、妹を小学生に殺された女刑事・倉澤樹が、自らの危険を顧みず危険な犯罪者に挑んでいく。相手が凶器を持っていようが、犯罪者は決して逃さないというスタンスの倉澤に、上司は「無茶な行動はするな」と注意するが、「怖いものなんて無い」と言い切る倉澤。しかし倉澤はあるとき、戦慄せずにはいられない本当の悪意に出会う――。

 早くも同作を読んだ人は、「理不尽な敵と闘う女刑事、強くてかっこいい! これからの展開が気になるわ~、生きる楽しみが一つ増えた!」「しょっぱなからズシンと来る! この読み応えたまらない…」「妹の遺影に敬礼する場面からぐいぐい引き込まれた。これからどんどん心を抉ってくるんだろうな~超期待!」と既に重厚な物語にのめりこんでいるようだ

 なお、同作が連載されている『月刊アフタヌーン』8月号には、『ライフ』の1巻がまるまる収録された小冊子がついている。すえのぶが“困難と闘う女性”を描いた新たな物語『ライフ2 ギバーテイカー』とともにかつての名作を読み返せば、強く生きる女性たちから勇気を貰えるかもしれない。

■『アフタヌーン』8月号
価格:700円(税込)
発売日:2016年6月25日(土)
出版社:講談社

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■『ライフ』20巻
著:すえのぶけいこ
価格:476円(+税)
発売日:2009年4月13日
出版社:講談社

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■『HOPE』6巻
著:すえのぶけいこ
価格:429円(+税)
発売日:2015年4月13日
出版社:講談社