読みたガール&電子ナビレビュアーの“私的”号泣本20冊を紹介します!

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2011/12/20

前回の“鉄板号泣本”では2002~2011年に発行されたダ・ヴィンチの年末号特大企画「BOOK OF THE YEAR」で泣ける本として紹介された本を取り上げたけど、もう読んでみた人はいるかな?
後編では、先日選ばれた5人の読みたガール&いつもおすすめ本のレビューを書いてくれているレビュアー5人に、個人的にオススメな“私的”号泣本を紹介してもらったよ!
 

5人の読みたガールがオススメする“私的”号泣本

多くの応募者から選ばれた5人の読みたガール。「本が好きなこと」という応募条件をクリアしたからには、きっとそれぞれに思い出深い号泣本があるはず。そこで彼女たちに「今までの人生で一番泣けた号泣本って?」というお題を与え、“私的”号泣本をセレクトしてもらい、電子ナビ男性編集部員5名が実際に読んで“本当に泣けるのか!?”を検証してみました。
 

読みたガール工藤麻美子さんのオススメ号泣本


読みたガール
工藤麻美子
 
 
本書を初めて読んだのは、小学校中学年だった。その時読んだ感想は、涙を流すどころか、「こんな大人になるものか」と息巻いたものである。そんな私ですが、本書を読む機会が、仏文学の授業を受けていた関係で訪れた。その際に、日々の忙しさの中に同化した私は、小学生の時に感じた「こんな大人」に成り掛けていた。王子さまの無垢な心と「目に見えない大切なもの」をそこに見つけて、号泣した。それから私の心には、「王子さま」が住みついている。あなたの「王子さま」も本書を読めば見つかるかもしれません。
 

  星の王子さま/サン・テグジュペリ
砂漠に不時着した飛行士の前にあらわれた、不思議な男の子。彼は遠い星からやってきた王子さまだった…。世界中で100以上の言語に訳されている、永遠の名作。

僕もこの本を小学校の時に読みました、懐かしい! そんな星の王子さまとの10年以上ぶりの再会に涙がぼろぼろぼろ…とはいきませんでしたが、ああ、こんな話だったと思い出しながら当時の自分を思い出し、しみじみしちゃいました。
「ああ、僕はいつになったら大人になるんだろう」と思いながら過ごして気がついてみればすっかり大人に、時というのはあっという間。あの頃まさに星の王子さまだった純粋な僕が荒みきった今の僕の姿を見たらどう思うんだろうなあ…。
ああ、想像したらなんだか泣けてきた…。
 
号泣指数 ★★★☆☆
 
編集部員
準備中くん

 

読みたガール前林里佳子さんのオススメ号泣本


読みたガール
前林里佳子
 
 
失恋から始まった今年。就職活動も上手くいかず、モヤモヤした霧の中にいるような毎日でした。「ここから抜け出したい」。そんな時に偶然に手にした本です。『魂の声に素直になる』というメッセージを読み、今まで溜まっていたものを吐き出すように涙が溢れてきました。心の声に妥協しない選択をすることで、自信を持って進める道に出会えたと思います。迷いや今の状況に縛られて身動きがとれなくなった時に読みたい1冊です。
 

  自分のまわりにいいことがいっぱい起こる本/原田真裕美/青春出版社
幸運も不運も選んでいるのは自分自身。本当の自分が望んでいることなら、必ず幸せに出会える。ニューヨークで活躍中のサイキック・カウンセラーが初めて書き下ろした幸運のセラピー。

結論から言うと、泣けなかった……。 ここが号泣ポイントなのだろう、ということさえ最初はよくわからなかった。
しかし読み進めていくうちに、これは暗闇を照らす暖かなランプのような本だと気付いた。落ち込んで目の前が真っ暗になったとき、この本はランプの光のように足元を照らしてくれるのではないかと。
泣けなかったのは、今僕がたまたま落ち込んでないだけで、悩みを抱えたときにこの本を開いたとしたら、著者の真摯な姿勢と前向きな言葉の数々に僕は必ず号泣する!
 
号泣指数 ★★☆☆☆
 
編集部員
村上トモキ

 

読みたガール清水真緒さんのオススメ号泣本


読みたガール
清水真緒
 
 
馴れない生活にがむしゃらだった高校入学当時、引き込まれるようにして原田マハさんの「一分間だけ」を読みました。この作品は愛犬と過ごした六年間を描き、その間に見失っていた愛をテーマにしています。人は本当の愛に触れる時、儚くて温かい涙を流すのだと教えてくれた作品なので、号泣本として選ばせて頂きました。今でもこの独特の温もりが恋しくなり、何度も読み返しています。ジンッと温かい気持ちで新年をお迎え下さい!
 

  一分間だけ/原田マハ/宝島社
仕事に忙殺されていくうちに、何を愛し、何に愛されているかを次第に見失っていく主人公。愛犬との出会いと別れを通じて「本当に大切なもの」に気づくまでを描いた、感動のヒューマンラブストーリー。

小さいころ、同じように犬を飼っていた僕としては、元気だったはずの愛犬がだんだん弱っていくシーンを目の当たりにするとすごく切ない気持ちになります。
過去の生活を投げ打って、なのに夜遅くまで終わらない仕事。愛犬の元に帰れない…。これが僕だったらここまで愛情をもてるのか? 正直わからない。そんな中でも、愛犬を通じて周りの人の愛に少しずつ気づいていくことができ、嬉し涙が溢れてきます。
あぁっ、僕も犬飼いたい!
 
号泣指数 ★★★★☆
 
編集部員
あかさん

 

読みたガール打田夏果さんのオススメ号泣本


読みたガール
打田夏果
 
 
「涙とともに、心も浄化してくれる1冊です!」
読んだ後、心が一気に洗浄された感覚になります! 本で泣くことは難しいと思いますが、たくさんのゴースト達のストーリーが、必ず涙腺を刺激してくれます。落ち込んでいたとき、図書館の返却BOXで出会い、運命の本だと思いました。DVDもあるので、本+DVDのW攻めもおススメです!
 

  ゴースト -天国からのささやき/ジョン・グレイ:著、酒井紀子:訳/竹書房
去りゆく者、残された者―それぞれの愛と絆を描く、全米で最も有力な霊能者の一人、ジェームズ・ヴァン・プラグの実話を元にした、感動のスピリチュアル・ドラマ。

米国で人気のあったドラマシリーズの小説版というだけあってテンポよく読み進められますし、現世に心残りのある霊たちや遺された人たちの悲しみはとても切なく、それらが解決された時のカタルシス感にはグッとくるものがあります。ただ、このVol.1は、全107話のうちの最初の5話を収録したものなので、登場人物の掘り下げた描写が足りず、Vol.2を読みたいという気持ちが高まる前に終わってしまうのが残念です。
 
号泣指数 ★★☆☆☆
 
編集部員
危険くん

読みたガール生田善子さんのオススメ号泣本


読みたガール
生田善子
 
 
ドラマ化もされた名作。知的障害をもつ主人公のチャーリーは、新しく開発された知能指数を高める手術の臨床試験の被験者となり、高い知能を手に入れます。しかし手術で急激に頭脳は成長したものの、彼の心、精神はそれに追いつかず葛藤します。いつしか手術の開発者の知能もを追い越したチャーリーは自分が受けた手術の問題点に気づき……。号泣間違いなしの1冊です。
 

  アルジャーノンに花束を/ダニエル・キイス:著、小尾美佐:訳/早川書房
友情と愛情、悲しみと憎しみ、性、科学とヒューマニズム、人生の哀歓を、繊細な感性で描きだす感動の1966年度ネビュラ賞長篇部門受賞作。

20年ぶりに読み返し号泣しました。何回読んでも泣けます。周りとうまくいかず独りぼっちで悩んでいた思春期のことを思い出しまず一泣き、好きな女性にうまく思いを伝えられずにいたことを思い出し二泣き、病気になった親からお前が頼りだと言われたことを思い出し三泣き。まるで人生の悩みが全て入っているよう。10年後に読んだらどんな気持ちになるのかまた試してみたいです。
 
号泣指数 ★★★★★
 
編集部員
キャップ