読みたガール&電子ナビレビュアーの“私的”号泣本20冊を紹介します!
更新日:2021/8/10
電子ナビレビュアーが自信を持っておすすめする
“私的”“鉄板”号泣本ベスト3
読みたガールおすすめの号泣本、いかがでしたか?
お次は、ダ・ヴィンチ電子ナビで数多くのレビューを書いてくれている読書のプロ、Yoko-sanさん、立花ももさん、ぷりまべらさん、マイコさん、中國卓郎さんの5人のレビュアーに、それぞれ得意ジャンルのおすすめ号泣本を紹介してもらいました。
仕事に行き詰って 苦悩している若手ビジネスマンへ 「仕事のモチベーションが アップする号泣本 ベスト3」 |
レビュアー: Yoko-san |
無実なのに突然逮捕されたらあなたはどうしますか!? あきらめない 働くあなたに贈る真実のメッセージ/村木厚子/日経BP社 厚労省の村木厚子さんの逮捕、勾留から社会復帰するまでの手記。極限状態におかれたらどのように考えて生きればいいのか。その秘密は本書に書かれている前半の人生にあり、まさに女性にとってキャリアのロールモデルになる本。自分がその立場におかれたら、と考えると、本当にこの人は強い!! |
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知的障害者の労働から学ぶ、はたらく喜びの真理とは!! 大山さんのお話を直接お伺いしたことがありますが、ビジネスマンが号泣する講演会はなかなかありません。養護学校の先生が、一度でいいから知的障害者に仕事をするよろこびを体験させてほしいということから始まった障害者雇用。障害者から働くことついてすべてを学んだ大山さんや従業員の語る真理に感動です。 |
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不朽の名作で泣いてスッキリするのもいいかもしれません! 左遷されても自分のやりたいことを行う主人公。日本の会社では、まわりとの協調性が求められますが、正しいと思ったときに周囲から嫌われても主張し実行し続ける、そのような日本人がいまの社会では求められているのかもしれません。一度読んだ方や、映画を見た方にも、あの感動をもう一度いかがですか!? |
恋がうまくいかずに 悶々とした日々を送っている乙女たちへ 「恋する気力が沸いてくる号泣本 ベスト3」 |
レビュアー: 立花もも |
日常の、あまりに些細で純粋な恋心をすくいとってくれる 中田さんの作品は100%“胸きゅん”で、しかもけっこう泣かされる。なぜならスポットライトを当てられているのがいつも、教室ではわき役の子たちばかりだから。人間レベル2だったり、色恋沙汰にはまるで縁のない地味な女の子だったり。素直にもなれず、あがくしかなく、こんな気持ち知らなきゃよかったと、戸惑い葛藤する彼らの心うちに切なくて泣いてしまう。そして素直に、ああ恋って素敵と思えるのです。 |
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誰かを想うことの大切さ、想われることの幸福を教えてくれる短編集 特にご紹介したいのは収録作「ソラミミハミング」。同棲中の恋人の、別れの話です。嫌いになったわけじゃない、擦れ違いが重なった結果の別れは、罵り合うよりずっとつらいでしょう。失いかけている恋を取り返そうとする主人公の姿はけなげで、痛々しくもあります。だけどそれは、その人のことが本当に大好きで、大切だったから。その気持ちがとても愛おしく切なくて、涙。失恋経験のあるすべての女子に、おすすめです。 |
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自分にとってのたった一人を見つけて、大切にしたくなる 静流は誠人が好きだけど、誠人はみゆきが好き。だから、一度として恋人という関係にはならなかった二人。まるで兄妹のような二人の交流は、ささやかだけど微笑ましく、あたたかな気持ちになります。何度読み返しても、にこにこしてしまうくらい。だからこそ突然いなくなった静流の、最後の嘘に込められた想いに衝撃。たとえ叶わなくても一途に相手の幸せと笑顔を願う。誰かを想う美しさを、教えてくれる小説です。 |
恋も仕事も微妙、将来も心配… 不安な日々の独身アラサー&アラフォーに 「孤独な日常に潤いを 与えてくれる号泣本 ベスト3」 |
レビュアー: ぷりまべら |
孤独で気分が落ち込みがちな方にはこんな心温まる絵本がお勧め! 仲良しのことりが死んでしまってふさぎこむくまは、一人孤独な世界に閉じこもったまま。そんなくまが出会ったのは、バイオリン演奏し、旅するやまねこ。やまねこはくまの気持ちに寄り添い、くまは徐々に元気を取り戻す。理解者と明日やることがあれば、元気になれる。そして、そんな出会いはある日突然やってくると思わせてくれる一冊。孤独でお疲れ気味の方は、色味を抑えた独特なタッチの絵にも癒されるはず。 |
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孤独で疲れた女子には人生の小休止が必要! 女性新聞記者の「私」が取材の旅先で迷い込んだのは「すきまの世界」。そこで暮らす永遠に年をとらず、過去を持たない「おんなのこ」と「私」は、一風変わった友情で結ばれる。だたし「私」が「おんなのこ」に会うのも、現実の世界に戻るのも、「私」の意志以外の力によるのだ。不変の「おんなのこ」の存在が人生を一休みできる心のオアシスのようにも思える。人生不調で孤独な女子には、こんな一冊が癒しとなり、涙がポロリ。 |
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叱ってくれる人がいない大人には、おせっかいな小言が胸に沁みる 94歳で亡くなる数ヶ月前まで理容師として働いた加藤寿賀さんが、働くということを中心に、人生全般について語る。貧しさ、戦争、離別とさまざまなことを乗り越え、前向きに生きてきたおばあちゃんの言葉は一見お説教臭いのだが、真実を言い当てている。もはや叱ってくれる存在がいない大人には、こんな言葉が胸に沁みる。親に叱られ、守られていた日々が思い出され、アドバイスがぴったりはまると、号泣。 |
子育てに疲れ果て、愛情を持てない母親に 「子育てが楽しくなる号泣本 ベスト3」 |
レビュアー: マイコ |
ハンドルネーム「名無しさん」たちの感動の書き込み 「ママ、大好き」子どもの純粋なその言葉に何度救われたことか。自分の育児は正しいのか? そもそも自分は親になる資格があるのか? イライラをぶつけてしまった、夫婦喧嘩を子どもに見せてしまった、いろんな反省と後悔が育児にはつきものです。何が正しいのか分からない。そんな親の気持ちを救ってくれた子どもたちの言葉や行動。2ちゃんねるに書き込まれた数々の感動ストーリーは子育て経験のある人なら共感し、涙する1冊。 |
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4つのストーリーからうまれる、生命と存在意義への問い ドキュメンタリー映画「うまれる。」の書籍。2010年11月に都内で上映され、現在でも地方上映などを続けています。監督自身が親の愛を感じることができず、自分の存在意義を問うことから始まったという映画だけあり、全ての生命に意味があると感じられるのです。妊娠する奇跡、力強い生命、障害と一緒に生きる、不妊治療と産まない選択、そして誕生死。4組の夫婦のストーリーから親子の絆、夫婦の愛、生きる力が湧き上がる書。 |
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きれい事なし、お洒落なし、笑うしかない! これがママの本音だよ 男の子と女の子ってこんなにも違うの? 子どもの考えることは純粋なれど、それは時に大人の想像を超えた行動になることもしばしば。育児の「あるある」ネタから、驚きのエピソードまで、もうこれは笑うしかない子育てギャグ漫画。その中にある「じ~ん」とする親の思いや子どもの行動が描かれています。現在のシリーズ8まで発売。保育園児だった息子君も今や反抗期の中学生。母の本音がつまった泣き笑いストーリー。 |
人生にお疲れ気味で 男泣きしたい気分の男子に 「生きる気力が沸いてくる号泣本 ベスト3」 |
レビュアー: 中國卓郎 |
必ず訪れる「その時」に何を思うだろう 年老いた猫と暮らす作者のエッセイコミック。過去にペットを飼って「いた」方には涙腺直撃必至です! 愛猫ゆずに対する作者の深くそしてホノボノとした愛情が、読み手の心をホッコリさせながらも派手に汁ダクにしてくれます。明日からはアイツの分まで生きるんだ! そう思える強さと大切さに溢れた作品です。 |
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「あなたは東京がきらいですか?」って言われたら… 陰陽師、皇(すめらぎ)一族13代目当主である昴流の活躍を描くサイキック・シテイ・ストーリー。一話完結スタイルでどの話も少し悲しくシットリとしてお りますが、中でも単行本5巻の「OLD」は僕の涙腺を木っ端微塵に決壊してくれやがりました! 亡くなった妻との約束「娘が喜ぶ事を100個してあげる」残りあとひとつとなったお爺ちゃんは…涙ダクダクの鼻グズグズになりつつも色々と考えさせられます。 |
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男の友情は強く気高く、そして熱いっ! 別冊少女コミックに連載されていた作品ですが、その辺の男性誌が裸足で逃げる位にシリアスでハードで硬派な名作です! まずは本編を存分に御堪能戴下さい。そしてその後、最終巻に掲載された後日談「光の庭」にて存分に熱い涙を流してイタダキタイ! 美しく悲しくでも温かく、だからより哀しくて…くぅ~っ! 年末 年始、この珠玉の名作で日々の疲れを涙と共に洗い流しデトックスしてみては如何でしょうか? |