3つの難病を抱えながらも明るく生きる、自称“恋する難病乙女”の婚活ライフ

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公開日:2016/9/3

 NHKのバラエティー番組「バリバラ」にレギュラー出演中の、自称「恋する難病乙女」の大橋グレース愛喜恵が、恋愛、仕事、婚活など自身の難病生活でのエピソードを綴った『でも、生きてるし、今日も恋してる。』が、2016年8月25日(木)に発売された。

 著者は元米国柔道オリンピック代表候補で、「多発性硬化症(※)」をはじめ3つの難病を抱えながらも、TV出演や全国で講演を行うなど精力的に活動している。現在はNPO法人「自立生活夢宙センター」の職員として働き、障害者がひとりで暮らして堂々と自立生活ができる社会を目指し支援活動にも熱心だ。
※脳、せき髄、視神経などに病変が起きる難病で、日本では特定疾患に指定されている。視覚障害や肩から下がほとんど動かず感覚がないなど症状には個人差がある。

 同書では著者自身がモデルケースとなり、自立生活を通して恋に仕事に明るく生きる姿が映し出されている。そしてその姿をより多くの人に伝えることで、障害者と健常者の間にある壁がなくなることを願うとともに、障害者への理解を呼びかけたいという想いも。

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前は、「息してる。生きている」そう思うだけで幸せでした。だけど今は、もっと、ずっと貪欲! 「結婚したい。子どもも産みたい。育児と仕事を両立させたい」そう思っているんです。「死」よりも「生」に焦点を当ててるんだと思います。私のすべてを見てもらうことで誰かのパワーになったら、すっごく嬉しい!著者コメント

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大橋グレース愛喜恵(おおはし・ぐれーす・あきえ)
現在27歳。自称“恋する難病乙女”。NHK・Eテレで毎週日曜日放送中の「バリバラ」のレギュラー陣の一人。多発性硬化症をはじめ、国が指定する3つの難病とつきあいながら、大阪で自立生活を実践中。難病生活の面白エピソードをユーモアを交えてテレビや講演で披露するなど、バリアフリーな社会を目指して精力的に活動中。

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