原作者も「絶対感動」!ドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』最終回目前 波瑠・横山裕インタビュー

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公開日:2016/9/5

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 最終話である第9話の放送を9月6日(火)22時~に控えた、ドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』。「人を殺す者とそうでない者の境界線は何か」をテーマに、波瑠さん演じる新人刑事・藤堂比奈子が、数々の不可解な猟奇殺人事件の謎を追う中で、自身が抱える心の闇と対峙していく物語です。関ジャニ∞の横山裕さん演じる東海林泰久は、殺人者に好奇心を抱く比奈子とは対照的に、殺人者に異常なまでの憎悪を抱く先輩刑事です。 第8話では比奈子の異常性に大きな影響を与えた女性として、芦名星さん演じる真壁永久が登場し、東海林を拉致・監禁してしまいます。東海林を救うため、「人を殺す者とそうでない者の境界線」に立つ比奈子が選択した答えは―??

 いよいよ目の離せない展開が続くドラマ『ON』。最終話を目前に控え、波瑠さんと横山裕さんへの取材会が行われました。

——最終話の台本を読んだ感想はいかがでしたか?
波瑠さん(以下、波瑠):見応えのあるシーンは多いと思います。ある意味この物語は終わりだけど、根底にあるものは終わりがないという物語だったのかなと思いました。
横山裕さん(以下、横山):新たなゲストの方にも出ていただいて。その人と比奈子の関係性だったりとか、本当に盛りだくさんですよね。

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——比奈子と東海林、二人はお互いの事をどう考えていると思いますか?
波瑠:比奈子は東海林先輩を「なんて人間的な人なんだろう」って見ていると思いますね。楽なほうをあえて選ばずに生きていっているというか。比奈子は分析して理解はできるけど、自分と重ね合わせるということがあまりできない女性なので、物質的にとらえているのかなと思います。始まったころの“なんだかよく分からないぶっきらぼうな先輩”というところから、人間らしく一生懸命生きている人なんだろうなと思うようになったんじゃないかなと思います。
横山:東海林は「比奈子の本性に気付いているのは僕だけ」という違和感があって、もどかしいと思うんですよね。このまま警察におらすと人殺しに走りかねへんというか。だから辞めさしたいだろうし、それが9話で爆発するような感じだと思います。何とかしたいんやけどどうしたらええ、みたいな。この人、不器用だけど情にはあつい人なんで。だから比奈子を救いたいんでしょうね。

——比奈子と東海林、この二人は近づくことができると思いますか?
波瑠:比奈子の場合は、開く心を持っていない。ですがコミュニケーションの取り方は変わっていくので、ある意味近づいたようにも見えるかもしれないですね。9話で私と東海林先輩だけでなく、みんなとの関係性で大きな変化があるのかなと思います。
横山:東海林がどう動くかっていうのが9話になると思うんですけど、9話は見どころがたくさんあると思います。比奈子がどうなるんやろって、展開が読めないですよね。ラストはすごく考えさせられると思います。

 さらに、ダ・ヴィンチニュースをお読みの方だけに、原作者である内藤了先生からのコメントをいただきました!

「比奈子のキャラクター設定の違いには驚きましたが、脚本を読ませて頂き、設定の巧さに唸りました。 いかに視聴者を引き込み、楽しませ、満足させるか。原作者だからこそ、ドラマから学べたことが沢山あります。 最終回、絶対感動しちゃうんだろうなあ。」

 原作である「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズは、第21回日本ホラー小説大賞の読者賞を受賞した『ON』から、7/23に発売されたばかりの『ONE』までを含む人気シリーズ。ドラマとはまた違ったテイストの比奈子と東海林に出会える原作文庫シリーズは、冬にも続刊『BACK』の刊行が予定されており、ますます目が離せません!