40歳で脳腫瘍、42歳で白血病。5年生存確率10%―。それでも生き延びたIT社長の治療戦略

健康・美容

公開日:2016/9/10

 40歳、脳腫瘍。42歳、白血病。5年生存率10%…。徹底的に調べつくして2度のがんを生き延びた、IT社長のすごい方法『治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ』が、2016年9月8日(木)に発売された。

患者さんが医療チームの一員となった試金石の記録。高山さんの“生き抜こうとする力”には、医師としてそして“同僚”として脱帽です東京女子医科大学先端工学外科/脳神経外科・村垣善浩教授

自分の病とその治療方針を徹底的に調べ上げ、納得して治癒を勝ちとる。見事です虎の門病院血液内科 谷口修一部長

 30歳でIT企業を興して経営者となった著者は、猛烈に働いていた40歳の時に脳腫瘍、さらに42歳の時に白血病と、2回の異なるがんを経験した。5年生存率はそれぞれ25%と40%、かけ合わせると10%だった。

 「幼い娘が成人するまでは絶対に死にたくない」、その一心で少しでも治療成績のよい病院を探し、辞書を引きつつ海外の論文を読み、医師ととことん話し合った。そうして心から納得して選んだ手術、放射線治療、抗がん剤治療の西洋医学のみで寛解し、45歳の今日まで生き延びている。

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 同書では著者が2度の闘病経験から学んだ、病を生き抜くヒントを丁寧に解説している。地元の病院にすべきか、東京の病院にすべきか。民間療法を試してみるべきか、がん患者にはなんと声をかけたらよいかといった問いや、がん治療費の実際、「抗がん剤治療中はがんが消えるイメージを持つ」「『極論』に惑わされない」など、病に立ち向かい、克服するための賢い患者の知恵が満載だ。

※掲載内容は変更になる場合があります。