年間30億円近くあった赤字も解消! 5年間最下位争いでも横浜DeNAベイスターズが“連日満員”のワケ

スポーツ

公開日:2016/9/17

 菓子、車、スポーツ……。あらゆる商品をヒットさせ、ブームを生み出してきた著者がマーケティングのすべてを語った『空気のつくり方』が、2016年8月30日(火)に発売された。

 恒常的に黒字経営が続く球団は、圧倒的なファン数を抱える読売ジャイアンツと阪神タイガース、そして“身の丈経営”を心がける広島東洋カープだけとも言われている。そんな中、ここ5年で急成長してきた球団が、横浜DeNAベイスターズ。

 2011年から4年間で観客動員数は165%に伸び、日本一となった98年以来の球団最高記録を更新。座席の稼働率は90%を超え、公式ファンクラブの会員数は、約10倍に伸びた。売上高は参入時の約2倍、年間30億円近くあった赤字も、2016年にはついに解消する見込みとまでなっている。

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 次々と変革を起こしてきた立役者が、現横浜DeNAベイスターズの社長・池田純だ。2011年に社長に就任した池田は、赤字・借金まみれの状態から、一体化経営、ファン獲得、球場集客165%アップなど、客数を上げるために次々とアイディアを武器に仕掛けてきた。

 同書は、池田がこれまで仕掛けてきたアイディア、球団のあり方など、ベイスターズ改革の全貌、そして池田式マーケティングの極意である、商品が売れる「空気のつくり方」を1冊にまとめている。

 球団改革の“空気”はいかにして生まれたのか。「仕事目線で、見て見て見まくる、聴いて聴いて聴きまくる」「細部(ディテール)にこだわる」といったセンスの磨き方や、「“デザイン”より重要なものはない クリエイターとの付き合い方」「読むのは×。見て直感的に理解する○」などといった具体的な考え方を伝授。そして、顧客・世の中・組織…さまざまな場所での“空気”を知り、操る方法を、実例とビジュアルで分かりやすく解説している。

※掲載内容は変更になる場合があります。