その仕事、実はやらなくてもいい仕事かも!? 驚くほど自分の時間が増える凄い時短術

ビジネス

公開日:2016/9/20

 会社経営、子育て、執筆活動、講演活動を並行しておこなう著者が、トヨタの現場で学んだ「時間」の使い方や考え方をまとめた『トヨタで学んだ自分を変えるすごい時短術』が2016年9月5日(月)に発売された。

 トヨタには昔から、作業のムダを極限まで削り、生産性を高めていくという文化がある。長時間労働による残業過多や、生産性の低下、ロボットとの競争など、労働環境が熾烈になりつつある日本だが、昔からトヨタの現場で言い伝えられてきた「仕事に対する考え方」や「働き方」は、非常に生産的で“時短”につながるものばかりだ。そんなトヨタで培った経験をもとに著書が得た「時間」の考え方について、ほんの一部を紹介しよう。

・仕事は部活や受験ではないのですから、結果が出せなかったときに「残念だったね。でもよく頑張ったから仕方ないよ」などと笑顔で終われる話ではありません。(「第一章」より)

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・誰でもできる作業をただこなすことは仕事ではない。それを効率化し、自分の時間を使わなくても目的が達成できるよう「考える」ことが仕事(「第二章」より)

・「使える時間」である「可処分時間」を増やし、それを成果につなげるために使うことを考えなければなりません。(「第三章」より)

・成果を常に見つめながら、成果が出やすい部分に注力してさらに伸ばしていく。(「第三章」より)

・問題の根本原因を考える際にまずすべきことは、幅広く可能性を考えたうえで、真の原因を見つける「絞り込み」を行うことであるといえます。(「第四章」より)

・「いかに優れた部分最適も全体最適には勝てない」(「第五章」より)

 考え方だけでなく、圧倒的な時短を実現するトヨタの問題解決法や、誰でもマネできるトヨタの現場の時短術など、実際の仕事の中で役立つノウハウが多数紹介されており、どんな仕事をしている人にも取り入れてもらえるようアレンジされた同書は、すべてのビジネスパーソンにぜひオススメしたい。

原マサヒコ
株式会社プラスドライブ代表取締役CEO。1996年、神奈川トヨタ自動車株式会社にメカニックとして入社。5,000台もの自動車修理に携わりながら、トヨタの現場独自のカイゼン手法やPDCAサイクルを叩き込まれる。これらを常に意識して研鑽を積み、技術力を競う「技能オリンピック」で最年少優勝に輝く。さらにカイゼンのアイデアを競う「アイデアツールコンテスト」でも2年連続全国大会出場を果たすなどトヨタの現場で活躍。その後、IT企業を経て、WEBマーケティングのサービスを提供する株式会社プラスドライブを立ち上げる。現在も代表取締役CEOとして、クライアント先のWEBサイト改善やマーケティング施策の推進業務に従事している。

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