『ONE PIECE』尾田栄一郎が『こち亀』秋本治に送った言葉が「深い」と反響続出!

マンガ

更新日:2017/4/10

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    『週刊少年ジャンプ』2016年10月3日号 42号(集英社)

 9月17日(土)に発売された『週刊少年ジャンプ』2016年42号で、ついに40年間の連載が終了した『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。同誌の巻末コメントでは漫画家の皆が『こち亀』作者・秋本治に労いの言葉を送っていのだが、その内容が短文ながらもそれぞれ個性に溢れていると話題になっている。

 まず注目なのは、この記念すべき巻で読み切り漫画が掲載されたなんともラッキーな新人漫画家・天塚啓示の言葉。「こち亀の1兆分の1でも楽しんで頂ければ幸いです」と、非常に低姿勢なコメントを出していた。

 そして、アニメ終了時や、実写映画化が決まったときに、なかなか過激な発言をして大反響を起こしていた『銀魂』の作者・空知英秋の言葉。「一緒に連載できて幸せでした。秋本先生次作楽しみにしています」と、ここでは真面目なコメントを出し、これには「空気が読める空知」「やはり実は常識人だったか」「漫画の内容とのギャップにかっこいいなってなる」とファンからは称賛の声が届いた。

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 その他の漫画家も、同じ時に連載できたことを光栄に思う気持ちや、40年間の連載に対して「お疲れ様」とかける言葉が主だった。だが、そんな中で一人異質なコメントを出していたのが、『ONE PIECE』の作者・尾田栄一郎だった。

 その尾田の言葉とは「泣ける。秋本先生はもう自由なんだ!!! 自由なんだーー!!!」というもの。尾田は現・連載陣の中では秋本に次いで長期の連載をしている。そんなことから誰よりも秋本の気持ちが分かっていたのだろうか。ただ一人“自由”という言葉を使い、秋本を労った。この尾田の言葉には多くの読者が注目したようで「尾田っちっぽい元気な言葉」「ルフィが喋ってるみたい」「漫画描くのが大好きな尾田先生のいう“自由”は、仕事からの解放とはまた別の、本人たちにしか分からないものだと思う」との声が。

 実際に秋本も『こち亀』終了と共に、すぐに新作の予定を発表していることから、漫画を描くのがキツくなっているわけでないのが分かる。果たしてこの“自由”の意味がわかる人は、日本に何人いるのだろうか。