ファーストキス、女子と腕相撲…中学時代を思い出す『からかい上手の高木さん』にハマる男子の心理とは?

マンガ・アニメ

2016/10/24

『からかい上手の高木さん』(山本崇一朗/小学館)

 ゲッサンで連載中の人気マンガ『からかい上手の高木さん』(山本崇一朗/小学館)。待望の新刊4巻が、10月12日に発売されました!

 この漫画、主人公の西片君が、同じクラスの高木さんにからかわれ続けるという要素以外、ほぼ皆無。授業中、放課後、夏休み問わず、ずーっと西片君がからかわれています。それだけなのに、なぜか先が気になってしまう中毒性を秘めた漫画なのです。

「高木さんにからかわれたい」という本作のファン・O氏(31歳・会社員)が、作品の魅力を熱く語ってくれました。

「西片君と高木さんの会話で話が進んでいくんですが、2人のやりとりが絶妙なんです。結局、高木さんは西片君が気になるからからかってるわけなんですよ。でも、それにまったく気づかずなんとかして高木さんに勝ちたいと思ってる西片君。この、まさに“中学生LOVE”といった距離感が堪らないんです」(O氏)

 からかいの中で見せる、高木さんのちょっとした“デレ”が、男心をくすぐるといいます。O氏が、特にオススメするのが、第1 巻の「空き缶」の回。

 空き缶を投げて、ゴミ箱に入れるゲームを初めた西片君と高木さん。序盤は西片君優勢……と思いきや、やっぱり高木さんが一枚も二枚もウワテだった、というストーリー。

 O氏いわく、「これぞまさに男の夢」だと言います。

「女の子との勝負で、『勝ったら◯◯してあげる』って、誰しも一度は言われたいはずです。特にこの回では、高木さんが唐突に『私のファーストキスをあげる』って言うんですよ。動揺した西片は、結局失敗してしまうのですが(苦笑)。負けるところも含めて甘酸っぱくて最高ですね」(O氏)

 O氏と同じく、「高木さんにからかわれたい」という男性、M氏(35歳・会社員)にも、オススメの回を聞いた。

「第2巻の腕相撲の回ですね。中学生時代に、女子と腕相撲することがどれだけハードルの高いことだったか、この話を読んで思い出しました。ほかにも、自転車に二人乗りしたり、たまたま図書室で一緒に勉強することになったりする回があり、すべてのエピソードが本当に良い。よくよく考えると、どれも学生時代に妄想したシチュエーションばかりなんですよね。そう感じるのは僕だけではないと思います」(M氏)

 M氏は、「男が胸キュンすること間違いなし」と語る一方、二度と戻ることのできない青春時代を思い出し、胸が痛むとも言います。

「この漫画を読んでると、嫌でも自分の学生時代を思い出します。高木さんほどではないけど、よくからかってくる女の子がいたんですよね。授業中に、背中をつつかれたり、ノートに落書きされたり。一応、表面的には怒ってたんですが、内心は楽しんでる自分もいたんです。“女子にからかわれる”ということが、どれだけ貴重なことだったか、『高木さん』を読んで気付きました」(M氏)

 胸キュンと一緒に、ノスタルジーな気持ちにもさせてくれる『からかい上手の高木さん』。心の潤いが足りていないという男性諸君に、ぜひ読んでもらいたい一冊です。

文=中村未来(清談社)