『キングダム』原泰久が「情熱大陸」で見せた泣きながら漫画を描く様子に大反響「貰い泣きした」「胸が熱くなった!」

マンガ

公開日:2016/11/6

 大人気漫画『キングダム』の作者・原泰久が、2016年10月30日(日)放送のドキュメンタリー番組「情熱大陸」に出演した。『キングダム』制作中の様子を公開したのだが、番組中で見せた漫画を描きながら泣く原の姿に「胸が熱くなった!」と大反響が上がっている。

 「情熱大陸」では「第17回手塚治虫文化賞 マンガ大賞」を受賞した同作の制作現場に潜入し、原の仕事ぶりに密着。参考にしている資料やキャラクターの表情を描くときの工夫など、作品を生み出すための原の努力が取り上げられ、多くのファンを喜ばせた。中でも反響が大きかったのは原の執筆場面。描いていたのは信の盟友“尾平”が、失ってしまった友情の大切さに改めて気付き、泣きながら「あいつと一緒に命かけて戦いてぇんだ」と訴えるシーン。原は描きながら何度も眼鏡を外して涙を拭いた。

 この様子に視聴者からは「原先生が泣きながら描いてたと思うと、またいっそう涙が出る」「尾平のシーン泣きながら描く先生に貰い泣きした」「作者すら泣いてしまうドラマチックな漫画、面白いはずだわ」「あのシーン生み出しながら泣く原先生はやっぱり友情に熱い人だった。感動した!」「先生の泣いている姿観て、この作品を好きで良かったと思った」と絶賛の声が。

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 原は大学3年生の就職活動を始める際に初めて“漫画家”という道を志したという。1997年に「第36回ちばてつや賞」の ヤング部門・期待賞を受賞し、夢実現への光が見えたものの、連載とはならずプログラマーとして一般の仕事に就くことに。しかし漫画家の道を諦めたわけではなく、3年ほど働いた後に退職し、多くの雑誌に持ち込みやコンテストへの応募を行ったという。平坦でない道のりを経て漫画家デビューに至り、大ヒット作『キングダム』を生み出しているだけに、作品への思い入れは並大抵ではないようだ。

 本気でテーマと向き合い、全身全霊で作品を生み出す原の姿がファンの胸を打った今回の「情熱大陸」。今後、原の想いを重ねながら『キングダム』を読めば、より感動が深まるかもしれない。