ベッキー、清原和博、香取慎吾、舛添要一、桂文枝…2016年世間を騒がせた有名人に共通点! 名前の文字が超ド級の疫病神を呼ぶ!?

社会

公開日:2016/11/17


『知るのが怖い! 名前によい文字 悪い文字』(なかやまうんすい/河出書房新社)

 清原和博、ベッキー、舛添要一、石田純一、香取慎吾、桂文枝…。今年注目を集めたこれらの著名人にはある共通点がある。それは、名前に、不吉な成り立ちを持つ文字「凶文字」が入っているということだ。あなたの名前には「凶文字」は入っていないだろうか。最愛の我が子に字源の不吉な名前をつけてしまってはいないだろうか。

 姓名学界の第一人者として10万人以上の名前を鑑定してきた、なかやまうんすい著『知るのが怖い! 名前によい文字 悪い文字』(河出書房新社)によれば、文字によって表される人間の姓名は、その人の運勢をあやつっているのだという。特に、文字のなりたち「字源」の影響は大きい。文字の中には、ふだん使われている意味からは想像もつかない、不吉な成り立ちのものがある。もしも、その文字が人名に使われていると、人生の思いもよらぬところでつまずいてしまう可能性が高まってしまうのだ。

 たとえば、最近女性誌に載ったなかやま氏の記事。2016年に大トラブルに巻き込まれた有名人たちの名字に、全員「高」の字が入っていることにお気づきだろうか。息子の高畑裕太が強姦容疑で逮捕された高畑淳子。夫・高知東生が逮捕され離婚した高島礼子。酒に酔って傷害事件を起こした高岡蒼佑。野球賭博疑惑で巨人を退団した高木京介。そして、大麻取締法違反の疑いで逮捕された高樹沙耶――。

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 そもそも「高」という文字は、古代中国で「死体の血を塗り固めた土の壁」を意味していた文字。当時は、この文字が似つかわしい、争いが絶えない世の中だったが、現在では災いの意味合いが強くなってしまっているのだそうだ。

 ただし、単純に「高」の字があると悪いということではなく、他の悪い名前の要素と重なると、事件や事故に結びつきやすい。逆に、医療や介護、警察や消防等の仕事に携わっている人には、「高」の字はいい作用を及ぼすという。

 また、覚せい剤所持の疑いで逮捕された、清原和博の「清」の字は、吉凶作用の入れ替わりの激しい文字のひとつで、病気や事件の凶暗示がある。清原の元妻・清原亜希の「亜」も非常に凶作用の強い文字。「亜」は「中国古代の貴族の墓」を表す死に関わる文字のため、家庭運に恵まれない運命を招くといわれている。文字の吉凶は、漢字だけでなく、漢字を起源とした平安文字のひらがなやカタカナにもあらわれるが、不倫が問題視されたベッキーやファンキー加藤の「キ」の文字は「幾」が元となっており、この字は「もうすこしで人の体に刃が届く様子」を字源に持つ凶文字。才能が完成されつつも、突然足をすくわれるようなトラブルに見舞われやすく、2人への批判の殺到は、まさに、「刃が届く」という暗示を思わされる。

 SMAP解散騒動に揺れ引退を噂される香取慎吾、不倫騒動で問題になった元モーニング娘。の矢口真里、弟の不祥事や実母の自殺と相次ぐ不幸を経験した同グループの後藤真希など、人名に使われがちな「真」や「慎」という文字の元々の意味も不吉だ。元々「真」は、「死んで首を逆さにかけられたさま」を表した文字。この文字を持つ人の多くは、気持ちが不安定になり、家族をはじめ周囲を巻き込んで苦悩しがちだという。

 もちろん、人を不運に陥れる文字があるのだから、人に吉を招く文字もある。サッカー日本代表・長友佑都やセリエA・ACミランの本田圭佑の「佑」は、「(神が)たすける」、周囲からの協力や援助を受けやすくなる吉作用の強い文字。しかし、一方で、長友佑都選手とともに熱愛を宣言したアモーレ・平愛梨に使われる「愛」には要注意。「愛」は、「立ち去ろうとして、後に心を引かれる姿」を表しており、この文字が名につけられると、家族との縁が薄くなり、愛情面でも乱れてしまう運命を辿りやすい。今年は、卓球の愛ちゃんこと福原愛選手や歌舞伎役者の片岡愛之助など、「愛」が名につく芸能人に、おめでたい話題が続いたが、福原愛選手は両親の離婚と父の死を経験している。片岡愛之助も隠し子騒動や元彼女との泥沼破局を経ての結婚だったから、文字の力は侮れないし今後も目が離せない。

 家庭運に恵まれる文字の例としては、「恵」が挙げられる。ただし、俳優・三浦友和の妻・山口百恵や棋士・羽生善治の妻・畠田理恵など、家庭生活を優先することで幸運となる。歌手の福山雅治と結婚した女優の吹石一恵も「恵」の恩恵を受けた一人だが、今後、家庭か仕事かの決断を迫られる日がくるのかもしれない。

 また、舛添要一氏や石田純一氏のように「一」という文字は、一方にかたよった不完全さを象徴する文字。人によって吉凶どちらにも振れる可能性もあり、いったんどちらかに振れるとかなり極端な形になる。一度歯車が狂い出すと、悪い状況にはまり込むのが「一」の危うさだから、良い方向に進み続けるように気をつけなくてはならない。

 文字には、良い面もあり、悪い面もある。たとえば、愛人問題が取りざたされた桂文枝の「文」の字は、ものを書く才能に恵まれ、自分自身を文字や絵画で表現する芸術的な分野での活躍が期待できる。決して悪い字ではないが、「色情」という欠点を持っている。堀江貴文氏も要注意だ。

 そしてそして…、アメリカのトランプ大統領誕生で神風ならぬ貧乏神が吹きそうな雲行きの日本。安倍晋三首相の「晋」はめざましく成長するも不慮の災いで一気に転落という隠された暗示を持つ文字だそう。

 その他にも、なかやま氏のこの本では、吉凶を引き起こす注意すべき文字が多数解説されている。自分の名前に凶字が入っていなくても、家族の名前に入っていることで運気が引っ張られてしまう場合もあるのだから、自分の文字、家族の文字について、この本でチェックしてみよう。きっと思い当たる節がいっぱい。文字の力に驚かされるに違いない。

文=アサトーミナミ