三日坊主から抜け出す、1日5分の「習慣化のメソッド」

暮らし

公開日:2016/11/23

 何をやっても続かない「三日坊主」になりがちな人に提案する、習慣化を成功に導くためのメソッドを紹介する『30日で新しい自分を手に入れる「習慣化」ワークブック』が、2016年11月11日(金)に発売された。

 著者は、習慣化コンサルタントとして『30日で人生を変える「続ける」習慣』や、『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』など多くの著書を手掛けてきた古川武士。同書は、「古川式メソッド」の集大成ともいえるワークブック。すぐに挫折してしまう究極の飽き性だった古川が、続けることを科学的に研究し作り上げてきた「習慣化のメソッド」知り、実践するための手法を詰め込んだ一冊となっている。

 「習慣化のメソッド」とは、古川が“続く人”と“続かない人”100人にインタビューし、挫折パターンや習慣化パターンを客観的に分析することで確立した科学的なメソッド。何かを続けられないのは、意思の弱さや性格に原因があるのではなく、「続けるための原則とコツ」を抑えていないからにすぎない。

advertisement

 しかし、習慣化はメソッドを知ることだけでは身につかず、実践することで初めて自分のものになる。そして、習慣化のメソッドを実践できた人とできなかった人に触れるうち、「記録しているかどうか」が習慣化のカギであることがわかった。

 記録することのメリットには「目標が明確になり、最初の一歩を踏み出しやすくなる」「続けていることを確認できるため、やる気が出る」「続けられなかったときの原因を考えられるようになり、挫折しにくくなる」などが挙げられる。また習慣化は、習慣を身につけるために必要な期間によって3つのレベルに分けられるという。

    img02

 また、大きく3つの時期に分かれており、時期ごとに挫折するポイントは決まっている。同書には、この3つの時期に合わせて挫折しないためのメソッドを詰め込んだワークが組み込まれている。また、ワークブックの丁寧な説明がついているだけでなく、最後には事例紹介も行われており、読んだらすぐに習慣化を始めることができる。

    img03
    img04
    img05

 早起き、片づけ、禁煙、運動、英語学習など、道半ばで挫折してしまった経験があるなら、同書で習慣化のメソッドを身につけてみてはいかがだろう。

古川武士(ふるかわ・たけし)
習慣化コンサルティング株式会社代表取締役。関西大学卒業後、日立製作所などを経て2006年に独立。3万人以上のビジネスパーソンの育成経験から「習慣化」が最も重要なテーマと考え、日本で唯一の習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。オリジナルの習慣化理論・技術を基に、個人向けコンサルティング、習慣化講座、企業の働き方改革のコンサルティングを行っている。また、2016年には中国で6,000名規模の習慣化についての講演を行うなど、本格的に海外進出を始めている。著書は13冊で40万部を超え、6割以上の本が海外(主に中国・韓国・台湾)で翻訳されている。主な著書に、『30日で人生を変える「続ける」習慣』『新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣』、『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』、『力の抜きどころ』などがある。

※掲載内容は変更になる場合があります。