映画「この世界の片隅に」主演・のんの演技に「本当に素晴らしかった。溢れるものが止まらない」と心を打たれる人が続出中

マンガ・アニメ

2016/11/26

 朝ドラ「あまちゃん」で日本中から注目を集めた女優・のんが主演声優を務めるアニメ映画「この世界の片隅に」が2016年11月12日(土)に公開された。同作が声優初チャレンジとなったのんの演技に、映画を観た人々から「やっぱりこの人には演技し続けていてほしい!」「完璧な演技だった!!」と絶賛の声が集まっている。

 こうの史代による同名コミックが原作のこの映画は、太平洋戦争真っ只中の広島・呉で厳しい状況の中でもけなげに生きる“すず”とその家族の暮らしを描いた感動作。「君の名は。」「聲の形」など大きな注目を集めるアニメーション映画が上映されている中でも一切見劣りすることなく映画ファンを魅了し、「Yahoo!映画」の評価では、5点満点で4.58という高評価(11月24日現在)を獲得している。

 高評価の大きな要因の一つに主演・のんの演技がありそうだ。のんが演じる絵を描くことが大好きな女性“すず”は広島市に生まれ、18歳の時に見知らぬ土地で海軍勤務の文官・周作の妻となり、1945年には空襲にさらされ大切なものたちを失ってしまう。悲惨な経験をしながらも、持ち前の真面目さとマイペースさでけなげに生きていくすずの様子を見事に演じ切ったのんに、「素晴らしいアニメーションとのんの演技を超えた演技で確かにすずはそこにいた」「本当に素晴らしかった。溢れるものが止まらない」「笑ったし、泣いた…のんさんの演技が暖かい」と涙する人も。

 同作は著名人からの評価も高く、美術家の会田誠は「昨日見た『この世界の片隅に』。能年玲奈さんの声が良かったのは言うまでもなく。死や悲惨の、あくまでも日常ベースにした描き方がものすごく注意深い。そしてあの時代の生活のディテール描写がすごい」とコメント。他にも、漫画『モテキ』の作者・久保ミツロウや、『機動警察パトレイバー』で知られる漫画家・ゆうきまさみ、書評家の大森望なども絶賛の声をあげている。

 他の作品に比べて決して規模は大きくないにも関わらずかなりの反響を呼んでいる「この世界の片隅に」。ぜひ映画館で、のんの新たなスタートを目撃してみてはどうだろう。

■映画「この世界の片隅に」
公開:2016年11月12日(土)
原作:こうの史代
監督・脚本:片渕須直
音楽:コトリンゴ
出演:のん、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞
⇒「この世界の片隅に」公式サイト