彩りがなくても昨日と同じでもOK! お弁当作りへのハードルがぐっと低くなり、読んでいるだけでお腹のすくエッセイ『東京弁当生活帖。』

食・料理

公開日:2017/1/13

 123個の献立とエピソード、165個のひと言レシピがぎゅっと詰まった、読んでいるだけでお腹のすくお弁当のエッセイ本『東京弁当生活帖。』が2017年1月18日(水)に発売される。

 著者の杉森千紘は、昼夜逆転の激務が続くWEBデザイナー時代に狂ってしまった食生活を見直そうと一念発起し、2006年より節約と健康のために弁当づくりをスタート。どうせ作るならもったいないからメモっておこうと、こっそりはじめた「東京弁当生活。」が、いつのまにか月間PV100万超えの人気ブログに。「楽しく、気軽に、適当に。長く続けばもうけもん。だってこれ、わたしの弁当ですから」がモットーのゆるっとした、けれども食欲をそそる人気ブログを書籍化したのが同書だ。

 自己満足でOK、昨日と同じで何が悪い。彩りが足りなくてもプチトマトは不要の地味弁当。それでも工夫を忘れず楽しんで、ときに丁寧な暮らしに憧れてみたりして、黒糖やもち麦を使ってみたりしながら、お弁当を作りはじめて10年。ひとつひとつのエピソードに、華やかさとは離れた地味弁でも、妙に美味しい作り方のコツや弁当作りを続けられる理由が隠されている。

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 掲載されているお弁当レシピは、和洋さまざま。作り方やアイデアあふれるオリジナル料理も必見だが、目を引くのがお弁当の名前。「女は黙って塩むすび弁当」「戦力外通告パイ弁当」「俺のバインミー弁当」「アイラブ海南鶏飯弁当」など、ユニークなレシピの全貌は同書で確かめてみよう。

 また、愛用のお弁当箱や道具、梅干しや山椒、キムチなどの仕込みなど、お弁当ブログより人気と噂の海外旅紀行もコラムで掲載。作る気になるひとことレシピや、クスリと笑える暮らしエッセイも後をひく。お弁当デビューしたい人、挫折しそうな人、献立に悩んでいる人、ごはんが大好きな人、食いしん坊さんにぴったりの1冊だ。

杉森千紘(すぎもり・ちひろ)
ブログ「東京弁当生活。」管理人。福井県出身。国際線CAとして世界を飛び回った後、渋谷のIT企業にWEBデザイナーとして転職、その後十数年勤め、現フリー。趣味のひとり旅や食べ歩きメモなど弁当以外のコンテンツも人気。同書が初著書となる。
◎ブログ「東京弁当生活。」
http://tokyobentolife.com/

※掲載内容は変更になる場合があります。