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第23回「2016年、最後の性戦」/森田哲矢(さらば青春の光)連載

森田哲矢(さらば青春の光)「煙だけでいい…… あとはオレが火を起こす!」

新年、明けましておめでとうございます。

 

始まった当初は一年も続けば十分だと思っていたこのコラムも、気がつけば3年目に突入しようとしています。
それもこれもひとえにこのコラムを支えてくれる皆様のおかげです。

 

しかも昨年は大好きだった芸能ゴシップから自身のゴシップへのシフトチェンジもあり、
皆様に数々の醜態を晒した一年だったと思います。

 

僕は2016年の最後の仕事を終えた12月30日に誓いました。

 

「よし! 来年は絶対にもっと上品なコラムにしよう! 体に良いサプリとか肌ツルツルになる化粧水とか紹介して女性に大人気のコラムにするんや!」

 

そう誓った直後、どこか晴れ晴れしい気分で家路につこうとする僕の携帯に以前飲んだジュンコという女子からLINEが入る。

 

「もりたさーん! 今友達と渋谷のカラオケにいるんですけど来ませんかー?( ´∀`)」

 

M-1グランプリ以降、この手の誘いが増えました。流石はM-1グランプリ。

 

35歳という脳の衰えによりどんな子だったかいまいち思い出せないが、なんとなくエロかったような気がする女子。

 

しかし、もうこういう誘いにほいほいついて行くのもやめにしないといけない。
期待して行ったはいいが、どうせ何も起こらず朝方惨めな思いして帰るのが関の山。
ごく稀に財布からお金を盗まれることだってある。
こんな誘いに乗っても百害あって一利なし。

 

 

「イクイクー!!\(^o^)/」

 

 

無意識にそう返してる自分。

 

一利なしは言い過ぎたな。
一利ぐらいはあるもんな?
なんやったら常にトレンドをチェックしてる女子に来年のコラムの為に体に良いサプリとか肌ツルツルになる化粧水を教えてもらうだけでも別にいいもんな?

 

そう強く自分に言い聞かし、すぐさま悪友であるニューヨーク屋敷を呼び出し渋谷のカラオケボックスへ向かう。

 

部屋に着くとすでに割と出来上がっている女子二人。

 

35歳の衰えた脳みそにとある記憶が蘇ってくる。

 

思い出した! なんかハンサムな男にバーで口説かれてエッチしたけど、実はその男は偶然自分の仲のいい友達がホストクラブでずっと指名してたホストでめっちゃ気まずかったみたいな話してた子や!
クリスマスイブの日もその男から誘われてたけど、そいつを指名してた友達も含めみんなで女子会してたから流石に行かれへんかったみたいな心底どうでもいい愚痴言ってた子や!
延々その男とののろけ話聞かされて結局朝方惨めな思いして帰ったの思い出した!
最悪や! やってもうた! すまん屋敷!

 

終電があるうちになんとか理由をつけて帰る計画を頭の中で考えてる僕に、もう一人のヒロコと名乗る女子が喋りかけてきました。

 

「あっ! この前M-1出てた人だー! 能やん! の人ですよねー?」

 

ぷくっとした唇にざっくりと開いた胸元からEカップは余裕であろうかというパイオツを覗かせる女子。

 

とりあえず1曲ぐらいは歌って帰るか。
一旦冷静になり時刻表検索のアプリを閉じる僕。

 

「能やん、めっちゃ笑いましたよー!」

 

 

まあ2、3曲は歌う時間あるか。
一番得意なエレファントカシマシをデンモクで検索する僕。

 

「私の中では一番面白かったですよー!」

 

「屋敷!梅酒水割り水多め頼んで!!」

 

「ほぼ水やないか!!」

 

 

どっ!!!

 

鉄板のくだり炸裂。
あれ? 何これ? めっちゃ楽しい?
体に良いサプリ聞きにきただけやのにめっちゃ楽しいやん?
もしかしてこれが一番体に良いサプリなんかも?

 

急速に衰えゆく35歳の脳みそ。

 

なんか前にもこれぐらい楽しい飲み会の後に悲劇が起きたような気がするけど、もうそんなんどうでもええから一応聞いとこ!

 

「ヒロコちゃんは一番最近いつエッチしたん?」

 

固唾を飲んで答えを待つ僕と屋敷。

 

「えー? 言ってもいいけど引いたりしない?」

 

え? 何その感じ? あれ? もしかして……

 

「引かへん引かへん! オレら何言われても引かへん体やねん!」

 

全く意味が分からない返し。
しかしもう頭の中ではカウントダウンが始まっている。

 

5・4・3・2・1

 

「おととい」

 

 

ハッピーニューイヤーーーー!!!!!!

 

 

きたきたきたきた!!!
やっぱりヤリマンやないか!!!
会った瞬間なんとなくヤリマンの気配はしてたけどやっぱりそうやったんかい!
確かにあんなにざっくりと開いた胸元見せつけてくる奴ヤリマン以外の何者でもないわな!

 

僕らはすぐにタクシーに乗り込み、2016年、数々の死闘を演じてきたエロの殿堂、森田邸へ向かいました。

 

さっきまであんなに気にしてた終電。
その終電がまだあるにもかかわらずタクシー。上機嫌の証。

 

「運転手さん! 僕らこの後セックスするんすよ! ギャハハハハー!」

 

デジャブのような光景。

 

酒を買い込みどんちゃん騒ぎ。
今日は絶対に潰されるわけにはいかない。
慎重に酒を薄めながら飲む僕達。

 

「ヒロちゃんほんまオッパイでかいなー。何カップあんの?」

 

「Gカップ!」

 

ジジジジ、ジ、Gカップ!?
そんなもんぶら下げてんの雑誌の中におる女だけや思てた!
なんか分からんけどアルファベットに感謝!

 

「今日のブラもちょっと合ってないんですよねー」

 

と言いながらはみ出しそうになったおっぱいを自らの手でブラジャーの中に入れ込んだ瞬間でした。

 

にゅにゅにゅにゅ、にゅ、乳輪見えたよー!!!

 

今確実に乳輪見えたよー!!!

 

ジーのにゅー!!! あの伝説のジーのにゅーがお目見えしたよー!!!

 

やっと来た! やっと来たぞおい! 神様ありがとう!
12月初旬のM-1決勝からこの日まで一度もセックスできてない現状にイライラし、

 

「じゃあM-1っていう大会は一体何の為に存在してるんだ?」

 

という猜疑心に苛まれる日々を過ごし、

 

「これ年内中にセックスできんかったら来年M-1出んのやめよかな?」

 

とすら考えていた僕に、やっと神様のお許しが出た!

 

「わたし実はセックスの時の音を録音するのが趣味なんです」

 

前代未聞の大ヤリマン発見。
こっちが何も聞いてないのに急にヤバめの趣味を自ら発表しだすヘラクレス大ヤリマン。
すでに絶滅したとも言われていたヘラクレス大ヤリマンが八畳一間のジャングルのど真ん中で求愛行動としか言いようのない鳴き声を発している。

 

ヘラクレス大ヤリマンの求愛行動は、ジーのにゅーを見え隠れさせ、異常な趣味をひけらかすことだと昔何かの図鑑(ホットドッグプレス)で読んだことがある。
完全に僕の縄張りの中でヘラクレスが盛っている。

 

しかし油断は禁物。
ここですぐにがっつくとジャングルの奥深くへ逃げられる可能性もある。
何気ないトークを織り交ぜながら交尾に持っていかなくては。
交尾まで行ければこの際録音されようがもうどうでもいい。

 

「あっ、そういえばジュンちゃん前に飲んだ時にクリスマスイブの女子会のこと愚痴ってたやん? あの時言ってたジュンちゃんがエッチした男のこと好きな友達とはうまいことやってんの?」

 

前回飲んだ時に喋った内容を持ち出してくるという、非常に無難なトーク運び。
これが数々のトークライブで培ってきたプロの技術。
ジュンちゃんの返答を待ちながら次のトークの展開を頭の中で準備する僕。
しかしこちらのトークのテンポを崩すかのように何も答えないジュンコ。

 

ん?どした?

 

ジャングルに漂う不穏な空気。

 

え?何?

 

僕は言い知れぬ不安に駆られヒロコの方に目をやると、鬼の形相でジュンコを見つめるヒロコの姿が。

 

え? 嘘やん? まさか……?

 

「それってあたしのことじゃん?」

 

えっ!? マジか!? え? 嘘? どうしよ? ごめん!

 

「え? ジュンコこの人達にそんなこと言ったの?」

 

ヘラクレス大ヤリマンの怒りが込められた鳴き声によりジャングルの空気が一変しました。

 

このままではまずい。

 

「いや、あのー、違うねん。ジュンちゃんは別にヒロちゃんのこと愚痴ってたんじゃなくて、その女子会のことを愚痴ってたって言うか……」

 

「いやその女子会あたしもいたし」

 

あっ! そうやった! しまった! 最悪や! どうしよ!?

 

とりあえずこのままやったらほんまにやばい!

 

「いや、あのー、ヒロちゃんのことは何も悪く言ってないねんで? なんかもう一人その女子会におったんやろ? どっちかと言うとその子のことを愚痴ってた感じやねん!」

 

「え? ミチコのこと悪く言ってたの? 私達3人本当に仲良いじゃん? なんで仲良い友達のこと悪く言うの?」

 

もがけばもがくほど沈んでいく底なし沼。

 

そしてもうお気づきの方もおられるかもしれません。
ここに登場した女子3人の名前。
もちろん全て仮名です。

 

ジュンコ、ヒロコ、ミチコ。

 

そう、あのファッション界を代表するコシノ3姉妹の名前になっているのです。
これが約2年間執筆活動を続けてきた男の技術。
しかも驚くべきは、これをコシノ3姉妹の名前にすることに何の意図もないということ。
後々効いてくる伏線やロジックなど一切なく、ただ単になんとなくそうしたかっただけ。むしろ本編を邪魔しているようにも見える。文藝界一不毛な作業。

 

そんなことはさておき、状況はどんどんと最悪な方向に進んで行っています。

 

冷や汗が止まらない僕。

 

ジュンコを睨みつけるヒロコ。

 

その後ろでよく見たらガンガン先輩を睨みつけてくる屋敷。

 

ヒロコがおもむろに携帯を取り出し、ミチコに電話で事の顛末を説明しだす。

 

僕の場所からでも分かるぐらい電話の向こうでブチ切れているミチコ。

 

 

なんでなん?
さっきまで間違いなくセックス出来る流れやったやん?
今日こそはほんまにセックス出来る流れやったやん?
それが何でこんなことになってんの?
どんな展開やねん!

 

「ちょっと3人で喋らせてもらっていいですか?」

 

ヒロコが言ってきました。

 

「これスピーカーホンにして3人で喋るんで、森田さんと屋敷さんはトイレの方行っといてください」

 

え? そうなん? オレらが向こう行くの?
しかし間違いなくノーと言える空気ではない。

 

渋々トイレの方へ行く僕と屋敷。
トイレに到着するなり僕に肩パンを浴びせてくる屋敷。

 

ごめん! ほんまごめん屋敷!

 

ほどなくしてリビングから聞こえてくるコシノ3姉妹の怒号。

 

ジ「あたし本当に二人のこと悪く言ってないから!」
ヒ「じゃあ何で森田さんはあんなこと言ったのよ?」
ジ「知らないわよ! いや、わたしの言い分よりも今日会ったばっかりの人の言うこと信じんの?」
ヒ「別に悪口言ってたとかそういうこと怒ってるんじゃなくて、この3人のことをベラベラ芸人に喋ってることがムカつくのよ!」
ジ「別にベラベラ喋ったつもりないし!」
ミ「ジュンコもうちょっと電話に近づいて喋れよ! 聞こえねーから!」

 

 

地獄。

 

大自然に見えたジャングルが今はベトナム戦争にしか見えない。

 

僕は罪悪感からか、いてもたってもいられずトイレを飛び出しリビングに行きました。

 

「いや、あの、ほんまにジュンちゃんは悪口は言ってないで?」

 

「ちょっと森田さんは今黙っといてください」

 

「はい……」

 

 

ブーメランのようにトイレへ戻る僕。

 

そこからコシノ3姉妹による嵐のような大喧嘩は2時間以上続きました。
流石に途中からリビングへの移動を許された僕と屋敷は、堂々巡りの言い争いをただただ黙って聞いてるしかありませんでした。

 

ふと携帯のロック画面を見ると、

 

『12月31日(土)』の表示。

 

どんな大晦日やねん?
ほんでこれいつ終わんねん?
僕が途方にくれていると、事態は急展開を迎えます。
大喧嘩してる3人の目をかいくぐった屋敷から僕のもとにLINEが届きました。

 

屋「なんか知り合いの女の子が一人今からこっち来たいって言ってます!」

 

え?朝5時やで?何言うてんの?

 

森「マジ?」
屋「マジです! どうしましょ?」
森「いやでもこの子らどうすんねん?」
屋「帰らせましょ!」
森「いやそれはきつない? 仮にこの喧嘩が丸く収まった先にはセックスが待ってるかもしれんねんで?」
屋「もう無理に決まってるでしょ! いつまで夢見てんねん! あんたのせいで全部台無しやねん!」
森「う……」
屋「呼びますよ?」
森「てゆうかその子おれセックスできんの?」
屋「こいつらよりは百倍は可能性あります!」
森「よし! 帰らそう!」
屋「森田さん言ってください!」

 

戦火の銃弾をくぐり抜け、水面下で下衆にまみれた作戦会議を繰り広げる僕と屋敷。
しかし屋敷という男のバイタリティにはただただ脱帽せざるを得ない。
こんな地獄のような状況でも決して折れない強い心。
そして一歩でも前に進もうとする揺るぎない信念。

 

 

まさにジャングルの王者ヤーちゃん。

 

キャン玉の皮を伸ばし、八畳一間の大空を縦横無尽に羽ばたく男。

 

それに比べ僕みたいなもんはオナニーばっかりしてたイメージしかないチンパンジーのエテ吉。(ちなみにチンパンジーでありながらターちゃんの育ての親。初期は父さんと呼ばれていた)

 

帰らすタイミングを伺うエテ吉。
何か発言しようもんならさっきみたいに「黙っとけ」のカウンターが返ってきます。
そもそも三つ巴の銃撃戦にどう飛び込めばいいのかも分からない。
大縄跳びで入るタイミングが分からずずっと首を上下に動かしてるだけの奴、エテ吉。

 

そうこうしてるうちにヤーちゃんから再びLINEが入ります。

 

「5時半には五反田着くみたいです!」

 

時計の針はすでに5時20分を指している。

 

テンパったエテ吉が意を決して戦火に飛び込みました。

 

「あのー、もうオレと屋敷がおるとこでなんぼ喋っても一緒やと思うねん? だからオレらがおらんとこでちゃんと3人で喋ったほうがええと思うねん?」

 

テンパった挙句、全く説得力のないことをほざくエテ吉。

 

「は? 別にお前らがおろうがおるまいがずっと3人で喋ってたけど? じゃあもう一回トイレ行ってくれよ?」

 

の目を向けてくる3姉妹。

 

しかし負けじとエテ吉は続けます。

 

「さっきから聞いてたらずっと平行線やからさ、一回外出て頭冷やした方が良いと思うねん?」

 

もはや帰れと言ってるようなもの。

 

「は? 誰のせいでこんなことなってると思ってんの?」

 

の視線を浴びせてくる3姉妹。

 

ごもっとも。しかしもうここまで来たら引き下がるわけにはいかない。
エテ吉が一気に畳み掛ける。

 

「もう今日は一旦帰ってまた後日の方がええんちゃう?」

 

もう帰ってって言うたやん。

 

「とりあえず良いお年をってことで」

 

何やそれ?
しかしこちらの熱意が伝わったのか、3姉妹は電話を切り、意外にもすんなり帰ってくれました。
帰り際の僕の、

 

「また飲もなー!」

 

は無視されたものの、とりあえずこれで一安心。
一度捕獲したかに思われたヘラクレス大ヤリマンは再び野生の森へと帰って行きました。

 

森「これで良かったんかもな?」
屋「ですね」

 

エテ吉とヤーちゃんから、普通の森田と屋敷に戻った二人。
地獄の2時間を経験した直後にもかかわらず、どこか清々しい表情のバカ二人。
後は次なるヤリマンが来るのを待つのみ。

 

するとそこへインターホンが鳴る。

 

危ない所でした。なぜならヘラクレスコンビを帰すのが後5分遅かったら間違いなく鉢合わせしていたからです。
そうなった時のダメージは考えただけでもゾッとします。
とりあえずルンルンでドアを開けに行く僕。
ドアを開けた瞬間、僕は無意識に叫んでいました。

 

「綾子かい!!!」

 

なぜ僕がそう叫んだかと言うと、綾子とは、だいぶ前にこの家で飲んだことがある女性。
いくら頼み込んでも全く何もさせてくれなかった女性です。

 

そしてなぜここで綾子という名前にしたのか?
そう、実はコシノ3姉妹の母親の名前が綾子なんです。
張ってなかったと思われた伏線。
その伏線の回収を見事にやってのけるダ・ヴィンチきっての文才。
もういつ文豪と呼ばれてもおかしくないレベル。

 

いやそんなことはどうでもいいんです。
屋敷のバカが酒好きのただただガードが固い女を呼びやがったのです。
そして部屋に入って1分もしないうちに冷蔵庫から缶ビールを取り出す酒豪女。

 

「いや、大喧嘩してる女の子よりはいけると思って」
ジャングルの王者の面影は1ミリもない、ただの屋敷。

 

「なんかさっきすっごい言い争いしてる派手な女の子達とすれ違ったよ。なんか人間的にありえないみたいなこと言ってた」

 

コシノ親子のニアミス。
そんなことは本当にどうでもいい。
2016年大晦日。ひょっとしたら大どんでん返しがあるかもしれない。
もしかしたら前に会った時と人生観が変わってヤリマンになってる可能性もある。
僕は先手必勝とばかりに早めの勝負に出ました。

 

「綾ちゃんオレとセックスする?」

 

「するわけないじゃん! バカじゃないの?」

 

カウントダウンすらさせてくれないガードカチカチ女。

 

「けど2016年も今日で最後やで?」

 

「だからしないって!!」

 

新宿西口大ガード女。

 

「ほなもうええわ!! 2016年最後の射精は自分でやったらあ!!」

 

隣近所が飛び起きるほどの僕の雄叫びが部屋中に響き渡りました。
このコラムを愛読してくれている読者の方々ならもうお分かりですよね?
そう、僕はここ一番という場面で、人前でオナニーをするんです。

 

僕は差し入れで貰ったテンガを持ち出して、すぐさま素っ裸になり、激動の2016年を振り返りながら右手でテンガを動かしました。

 

「マジでただのエテ吉やないか!! あいつ漫画の中でオナニーばっかりしてたもん!!」

という頭の中で聞こえてくる雑音を振り払い必死にテンガを動かす僕。

 

「ちょっとマジやめてよ! なんか前来た時も同じことしてたじゃん! あたしこの家来た時絶対森田さんのオナニー見てんだけど?」

 

そうなんや? 全然覚えてないけどほんまやとしたらこいつの人生も終わってんな?

 

「知るか! もうこんなもんコラムの為だけにやっとんねん! あいつらが大喧嘩した時点でコラム行きは確定しとったんや! 沢山の読者がオレのコラムを楽しみにしてんねん!」

 

そう吠えながらも相変わらず“人が見てたらヒヨって勃たない”でお馴染みのふにゃふにゃのイチモツ。

 

しかし、今日は大晦日。

 

この一年の集大成を今年最後のこの一回にぶつけるんや!

 

先輩のふにゃちんを見ながら爆笑する屋敷。

 

ヌプッヌプッと本当にジャングルの沼地のような音を立てるテンガ。

 

ヒューマン中村さん、バース、岸、五反田のM性感店の皆さん、そして今年このコラムに登場した全ての方達、僕に少しだけパワーをください!

 

どんどんテンガのスピードを上げる僕。
依然爆笑する屋敷。

 

よし!! 勃ってきた!!
もうちょっとや!! 頑張れエテ吉!!

 

ここの読者全員がお前の射精を待ってんねや!!

 

「ねえ? 本当やめてよー!」
「うるさい!! おい! その缶ビール乳首にあててくれ!!」
「えー、絶対やだ!」
「ええからあてろ!!!」

 

僕の鬼気迫る迫力に圧倒されたのか、渋々缶ビールを僕の乳首にあてる新宿西口大ガード女。
そして、アルミのひんやりとした清涼感が全身を駆け巡った直後、とうとうその時が来たのです。

 

5・4・3・2・1

 

 

ハッピーニューイヤーーーー!!!!!

 

八畳一間のジャングルに降り注ぐ恵みの雨。
心の底から引いている綾子と、先輩の昇天した姿を見て、涙を流しながらのたうち回る屋敷。
そう言いながらもどこか感動的な雰囲気に包まれたようにも見える八畳一間のジャングル。
そのジャングルにようやく虹が架かりました。

 

僕はゆっくりとテンガの蓋を閉め、テンガの上にサインペンで

 

『2016.12.31』

 

と記しました。
今どこの神社に持って行こうか悩んでいるところです。
これを奉納させてくれる神社があればご一報いただけると有り難いです。

 

僕は本当にどこへ向かってるんでしょうか? そしてこのコラムを担当はOKするんでしょうか?
兎にも角にも、2017年もこのコラムを皆様どうか宜しくお願い致します。



森田哲矢(さらば青春の光)「煙だけでいい…… あとはオレが火を起こす!」

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