フランス女性のあのエレガンスと自信の秘密は、ランジェリーにあり。『人生を美しく生きる女は、服の下から美しい』

暮らし

公開日:2017/1/14

 20年間に及ぶ“ランジェリーと女性の生き方に関する知恵”を、丁寧かつウィットに富んだ文章で紹介する『人生を美しく生きる女は、服の下から美しい フランス女性に学ぶ大人のランジェリーのすべて』が、2016年12月22日(木)に発売された。

 同書で紹介されるのは、ブラとパンティの歴史から、素材の話、機能の話、ぴったりフィットするブラの選び方やガーターベルトのつけ方、ランジェリーの体型別着こなし方のようなテクニックやアートとしてのランジェリーの楽しみ方だ。さらに、知識だけでなく「ランジェリーを通じて外見の美しさと、ランジェリーの更にその内側の“自分自身”に対する自信をも手に入れる方法」を紹介。どんな場所でもどんな時でもセンシュアルで、自信を持っていられる“ランジェリーのワードローブづくり”を実現する1冊になっている。

試着したブラが思ったほど似合わなかったとしたら、それはあなたのせいではない

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 フランス語には、「decollete de reve(デコルテ・ド・レーヴ)」という婉曲表現がある。意味は「夢のデコルテ」「美しい胸元」、つまり「谷間」のこと。あなたがブラをつけて、「夢のデコルテ」を最後に見たのはいつだったか思い出してほしい。

 ワードローブの中で、ブラほど自分自身に影響力を持つものはない。ブラは姿勢や気分に影響し、着ている服の形にも影響する。しかし、つけ心地抜群で、きれいな谷間のできるブラは見つけるのが難しいもの。洋服や靴だったら、どこかがきつかったり、ゆるかったり、太って見えたりするのは、洋服や靴のせいだと思えるのに、ブラの場合は、きれいな谷間ができないのは、自分のせい、自分のボディのせいだと、なぜか惨めな気持ちになってしまう…。

 しかし、その考えは本当にぴったりのブラの選び方を知らないから。著者は「試着したブラが思ったほど似合わなかったとしたら、それはあなたのせいではなく、ブラのせいです」と指摘する。

ブラ選びに知っておきたいパーツのこと

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 ブラは、10から40のパーツから成る見事な技術品。そのパーツを組み立てて、着ける女性が自分のボディにうっとりしてしまうようなブラにするのが、デザイナーの腕の見せどころ。まずは、ブラがどんなパーツから成り、各パーツがどんな働きをするかを理解することが、上手なブラ選びへの第一歩となる。

 「むずかしく考えなくてもだいじょうぶ。20年前、パリに行ったときのわたしは、おそらく読者のみなさんのだれよりも、ランジェリーについて無知でした。そんなわたしだからこそ、ビギナーの方から上級者まで、親身なアドバイスに詰まった本になっているはず」と著者は語る。

 自分を愛し、人生を愛する、自信にあふれた新しい人生へ。エレガンスさと自信を手に入れるのは洋服やメイクではなく、ランジェリーなのかもしれない。

キャスリン・ケンプ・グリフィン(KATHRYN KEMP-GRIFFIN)
ジャーナリスト、企業家。カナダ生まれ。1990年からパリに住み、ランジェリー業界に従事。ランジェリー関連アイテムと美容製品を扱う会社「ソイエル(Soyelle)」を設立し、その後、パリのランジェリーブティックめぐり「パリ・ランジェリー・ツアー(Paris Lingerie Tours)」を開催。女性たちがランジェリーの夢をかなえるのを手助けしている。2009年には、乳がんの女性の支援し、乳がん教育に取り組む慈善団体「ピンク・ブラ・バザー(Pink Bra Bazaar)」を創設した。

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