「4回転新時代」が幕を開けたフィギュアスケート男子―羽生結弦、ハビエル・フェルナンデスを育てた名コーチが語る秘話

スポーツ

公開日:2017/1/17

 羽生結弦、ハビエル・フェルナンデスを育てたブライアン・オーサーが、愛弟子との秘話を語る『チーム・ブライアン 300点伝説』が2017年2月1日(水)に発売される。

 ブライアン・オーサーの愛弟子の2人、羽生とフェルナンデスが揃ってフィギュアスケート史上前人未踏だった総合300点超えを果たす。今まで誰もが目指し、あと一歩届かなかった大台超えにスケート関係者は熱狂した。

 2人は世界王者であるとともに、同じコーチに教わる戦友でもある。お互いが刺激し合い、競い合い、信頼し合うことで、より高次元のパフォーマンスが可能になっていく。その好循環の中で、2人の性格の違いを十全に理解したうえで、彼らに最大限の力を発揮させるブライアンの指導が、素晴らしい結果をもたらしている。

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 その指導は多くの人々に感銘を与え、“皇帝”プルシェンコはフェルナンデスに「君たち2人が競い合っていることで、フィギュアスケートを進化させている。君たちのおかげで他の選手はもっともっと進化しなければならない」と声をかけた。「4回転新時代」が幕を開けたフィギュアスケート男子。2人はもっと異次元の未来に向かって、日々厳しいトレーニングに励んでいる。

 あの笑顔の理由、あの雄叫びの真相など、名コーチが語る羽生結弦、ハビエル・フェルナンデスの物語。「私たちの強さの秘密」や「オリンピックとチーム・ブライアン」など、2018年の平昌オリンピックに向けて見逃せない激闘の舞台裏が語られる。

ブライアン・オーサー(Brian Orser)
フィギュアスケートコーチ。1961年カナダ生まれ。フィギュアスケート男子シングルの選手として、1984年サラエボオリンピック、1988年カルガリーオリンピックの2大会連続で銀メダルを獲得したスーパースター。引退後はプロスケーターとして人気を博し、2006年、キム・ヨナの指導をきっかけにコーチに専任した。現在はカナダの「トロント・クリケット・スケーティング&カーリングクラブ」を拠点に、男子シングルの羽生結弦とハビエル・フェルナンデスらの指導にあたる。キムが2010年バンクーバーオリンピックで金メダル、羽生が2014年ソチオリンピックで金メダルを獲得し、フェルナンデスが2015~2016年世界選手権を連覇した。2015~2016年シーズンに羽生、フェルナンデスの2人がフィギュアスケート史上初の300点超えをマークした。

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