「世界のばあちゃんはロックでクリエイティブだ!」 世界15カ国で100人以上のばあちゃんに出会って学んだレシピ集『ばあちゃんの幸せレシピ』

食・料理

公開日:2017/1/18

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    ミクロネシア連邦・コスラエ島でミチコばあちゃんからスープの作り方を習う中村優

 「世界のばあちゃんは、ロックでクリエイティブだ」。世界中のばあちゃんのレシピと生き様を集めた書籍『ばあちゃんの幸せレシピ』が2017年1月28日(土)に発売される。

 同書は、3年間をかけて世界15カ国で100人以上のばあちゃんに出会った著者・中村優による、圧倒的にリアルなばあちゃんとのキッチントークをまとめたもの。中村は「シワがすきだから」という理由だけでばあちゃんを追いかけ始めた、とのこと。

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 キッチンでは世代を超えて恋愛話や苦労話をしながら、料理のレシピや人生の疑問にも、ばあちゃんたちはいつだって明快に答えてくれる。80年もの歳月をかけて年輪のように培ったばあちゃんたちの笑顔は想像以上に美しく、そしてレシピはまさにクリエイティブだ。

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    白山信仰が根付く岐阜県石徹白でニシン鮨を作る小枝子ばあちゃん

 ばあちゃんのレシピと書いてあるが、著者の悩みや成長の過程、人生の選択肢を考えていく話でもある。中村がホームレスをしていた時代から、定住場所を持ち、結婚をして移住したりする決断の際にいつも参考になった、ばあちゃんたちからのヒントが描かれている。

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 同書に出てくるばあちゃんたちはポルトガルやスペイン、タイ、ミクロネシア、日本など多様。「ばあちゃん」や「料理」という切り口ではあるが、旅の要素やこれからの新しい生き方を考えていくためのヒントが色濃く詰まった1冊だ。

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中村優(なかむら・ゆう)
1986年生まれ。“料理は国籍や年齢を超えて人を笑顔にする”との信念のもと、英語とスペイン語、少しのタイ語を駆使して、「料理するからただで泊めて!」と世界の家庭にお邪魔し、同時に家庭料理を学びながら計34カ国を放浪。日本で料理と編集を学んだ後、フリーランスに。最近は、「40creations」を立ち上げ、ロックなおばあちゃんたちのクリエイティブレシピを世界中で集める活動などをしている。

※掲載内容は変更になる場合があります。