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「伊藤彩沙」 声優インタビュー&ミニグラビア【声優図鑑】

伊藤彩沙

編集部が注目する声優に、声優を目指したきっかけや、初めてのお仕事、そしてプライベートなことまで、気になるあれこれについてインタビューを行い、さらに撮り下ろしのグラビアも交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

記念すべき第150回となる今回は、「BanG Dream!(バンドリ)」の市ヶ谷有咲役、「ふたりはミルキィホームズ」の明神川アリス役、3DS「めがみめぐり」のツクモ役などを演じる伊藤彩沙さんです。

――外でのロケはどうでしたか? 天気が良くなってきたみたいですね。

伊藤:昨日は天気が雨マークで心配したんですけど、今日になってなんとか回避できました。私、もしかしたら“雨回避女”かもしれないです(笑)。晴れ女や雨女はいますけど、“雨回避女”は新しいかなって(笑)。普段も、ステージに上がっている時だけ降らないこととか、たまにあるんです。

――今日の洋服は自分でチョイスを?

伊藤:そうです。クラシカルというか、お上品な服装がすごく好きで、今回もガーリーな感じにしてみました。最近はチェックやファーのイヤリングが好きなので、今はまっているものすべて身につけてきました(笑)。普段は、Fi.n.tとか、シンプルだけど形がきれいなTo b. by agnès b.の服をよく着ています。

――Twitterを覗いたら、「おはあやさー」という挨拶に癒されました! これはいつ頃から始めたんですか?

伊藤:最初は普通に挨拶してたんですけど、ある日「おはあやさー」って言ってくださったファンの方がいらして、それいいなあ!と思いまして。高校生の時、朝眠たいな〜という時に元気がほしくて、学校に行く前に「おはようございます」とつぶやいていたのがきっかけで、朝は必ず挨拶をするのがポリシーなんです。

――毎日?

伊藤:毎日続けてます! たま〜に遅れちゃった時は、こんにちはの「こんあやさー」になるんですけど(笑)。

――「おはあやさー」とつぶやいた時が伊藤さんが起きた時なんですね(笑)。Twitterでは、同じ事務所の愛美さんのバースデー祝いの写真も載っていましたが、こういう催しはよくあるんですか?

伊藤:私が所属している響はみんな仲が良くって、夏は先輩方と花火を見たりして、イベントがあるたびに集まることが多いんです。だいたいミルキィホームズの先輩4人が中心となって、仲のいい雰囲気を作ってくださいます。私が明神川アリス役として新しく入った時も、ウェルカムな空気で迎えてくださって…。

――伊藤さんが愛美さんと「ミルキィホームズ シスターズ」として活動を始めてから、もう3年も経つんですね。今思い返して、結成当時のミルキィホームズの印象とは?

伊藤:びっくりしたのが、今まで見てきたミルキィさんそのままだったこと!テレビとかで見たまんまで会話がすごく面白いんですよ。いつも笑いが絶えないんです。

――声優デビューのきっかけになったのは「ミルキィホームズシスターズ メンバースカウトオーディション」。ミルキィホームズのオーディションを2回受けていますが、こだわりがあったようですね。

伊藤:ありました。初めてのオーディションが「エリーを探せ!ミルキィホームズ 声優オーディションツアー」だったんですが、そのオーディションで、審査員の方から演技のディレクションを受けたことが楽しくて…。たぶん、自分を表現するのが好きなんですね。関西の決勝まで進んだのに落選しちゃってからは普通の学生生活を送っていたんですけど、もう一度ちゃんと演技をしたいな〜と思ってオーディション雑誌を見た時に、ちょうどアリスのオーディションを見つけて。これは運命かもしれない、絶対受かりたい!という気持ちで応募しました。

――本当に運命のようです。「ミルキィホームズ」に仲間入りしてから、自分の性格や生活で変わったことは?

伊藤:「ミルキィホームズ」は憧れの存在であり、私の始まりでもあって、私を成長させてくれた大切な存在です。

――歌やダンスを参考にしている声優はいますか?

伊藤:三森すずこさんです。すごく努力されているけど、それを見せないっていうストイックなところが好きなんですよね。

――デビューするまでに“自分の表現”をしたことは?

伊藤:高校では演劇部の部長をしていたし、コーラス部にも入っていて、Jポップとかアイドルの曲をコーラスで歌っていました。光GENJIさんの「パラダイス銀河」とか…。印象に残っているのは、NMB48さんの「オーマイガー!」っていう曲ですね。真ん中のほうで歌って踊らせてもらえたのが楽しかったです。

――1月からは、2年ほど前からライブ活動などをしていた「BanG Dream!(バンドリ!)」がテレビアニメに。あらためて、市ヶ谷有咲役ってどんな女の子?

伊藤:有咲ちゃんは金髪ツインテールで、一見おっとりしてるんですけど、じつはツンデレで、とにかく口が悪いんですよ(笑)。でも、主人公の香澄ちゃんにデレた時がすご〜く可愛いんですよね〜。

――ツンとデレ、どっちを演じるのが楽しい?

伊藤:あ〜どっちも楽しいけど…いちばん楽しいのは叫ぶセリフ(笑)。今まで気弱な役が多かったから、低めのトーンで叫ぶことが初めてで。アフレコ現場でそれを聞いたみなさんから笑われるのも楽しいです(笑)。

――作品に絡めたバンド活動ではキーボード担当を。

伊藤:楽器っていうのが私にとっては初挑戦で、ちゃんと練習しないと失敗しちゃうし、見せ方が全然わからなくて…。キーボードってお客さんから手元が見えないから、きちんと弾いているのを見せるのがむずかしいんです。右手だけの時は左手でみなさんを盛り上げたりして、試行錯誤しながら練習しています。

――ライブも慣れてきましたか?

伊藤:そうですね。最近は“グルーヴ感”という言葉を覚えました! ジャジャッっていう音のキメをみんなで上手に合わせられた時に、それを感じることが多くて。もともと音楽をやっているメンバーが多くて、わからない音楽用語はメンバーに色々教えてもらってます!

――音楽用語って独特ですよね。

伊藤:他にも“メルト感”とか…。音楽の勉強にもなっているんです。バンドリプロジェクトが新しい世界を開いてくれた感じです!

――そして、3DSの「めがみめぐり」では、主人公のツクモ役を。

伊藤:私、ほとんどセリフはしゃべってないんです。というのも合成音声で。ツクモちゃんは生まれたてのめがみで何も知らないので、一人前のめがみになれるようにヌシ様として言葉を教えてあげるんですよ。そうしたら、本当にしゃべってくれるんですよ。会話を楽しめるゲームなんです。

――音声が勝手にしゃべってくれるゲーム!?

伊藤:東芝さんとカプコンさんが開発した「めがみスピークエンジン」という技術が使われていて、たまにCMで私の声がしゃべっているのを見ると不思議です…でも嬉しいです(笑)。

――伊藤さんもプレイしていますか?

伊藤:しています! ツクモちゃんがすっごく可愛いので、ぜひみなさんにもプレイしていただきたいです。私はこの前、なかなか当たらないクリスマスの衣装をゲットしてすごく嬉しかったです(笑)。

――2016年は念願の舞台にも挑戦したそうですね。

伊藤:アリスインプロジェクトさんの舞台に2度出演させていただきました。アリスインさんの舞台って、ダークファンタジーっぽい感じと、歌やダンスがあるアイドル風な演出があって、その世界観が好きなので参加できて嬉しかったです。キャラクターがみんな個性的でそれぞれにスポットが当たるところもいいなと思います。それに、舞台に参加して演技のイメージが変わりました。

――どんな風に変わったんですか?

伊藤:アニメって台本が直前になることも多いんですけど、舞台だと1ヶ月間くらい役と向き合う時間があるので、その役のことをずっと考えながら、とことん追求できるんです。ここまで役になりきれるんだっていう、今まで感じたことがない気持ちになれて。私の転機になりました。

――では、パーソナルなことも伺います。伊藤さん、食べることがとてもお好きだとか。

伊藤:すごく好きで、もはや趣味みたいなところがあります(笑)。2016年に上京してから、東京のいろんなものを食べるのが楽しくて。お仕事で初めての場所に行くたびに美味しいものを探し歩いています。

――どんな食べ物が好きなんですか?

伊藤:凝り性で、一度はまったらそればっかり食べちゃうんですよ。パフェにはまった時は毎日パフェを探し歩いて食べていたし、天丼にはまったときは毎食天丼でした(笑)。最近はまっていたのは芋餅。丸くて中にチーズが入っていて、めちゃくちゃおいしいんですよ〜。でもたくさん食べ過ぎて飽きちゃいました(笑)。

――パフェに天丼に芋餅…高カロリーな食べ物が多いのでしょうか(笑)。

伊藤:甘いものとコッテリしたものが大好きで(笑)。パフェや天丼にはまった時期はすっごく太って、周りからもぽっちゃりキャラみたいにいじられていました(笑)。私、事務所でまだ最年少をキープできているんです! いつまで経っても妹です。

――じつはその反面、太らないように努力しているのでは…?

伊藤:それがあまりしてないんです!ファンの方も公認というか、それに甘えちゃってます(笑)。でも、さすがにライブと撮影前はちょっとだけ控えて、ギリギリのラインを保てるようにしていますね。

――そして、宝塚の鑑賞が趣味のひとつだとか。

伊藤:宝塚なくして私を語れません(笑)。大好きで、私の人生!みたいなところがあります。中学3年生の時、たまたまチケットを取った祖母が連れて行ってくれて。「アルジェの男/ダンス・ロマネスク」っていう公演だったんですけど、その1回でめちゃくちゃはまって、その帰り道には公演の主題歌を口ずさみながら「宝塚に入る!」って言ってました(笑)。華やかなものが好きなんですよね。その後は自分から通うようになりました。

――どれくらい通っていたんですか?

伊藤:すごい時期はほぼ毎週末です。学校の後に行くこともありました。だから貯めていたお年玉が底をつきそうになって、そんな時にオーディションに受かったので本当に良かったです(笑)。

――趣味にはとことんお小遣いを投入するほうなんですね(笑)。宝塚のどなたが好きですか?

伊藤:その公演では、男役の明日海りおさんにどはまりしました! でも、その半年後くらいに娘役さんにも目覚めて、咲妃みゆさんをずっと応援していて。でも先日、咲妃みゆさんが退団を発表されたんですよ…。ちょうどバンドリ!のスタジオライブ収録の合間だったので、必死に涙を止めながら撮影しました。アンニュイな表情をしていたら、その発表があった後かもしれません(笑)。

――おいしいものを食べたり、宝塚の観劇に出かけたり、休日は外出が多いほう?

伊藤:そうですね。あとは、漫画が好きで漫画喫茶に行くこともあります。何時間かいるので、初めての作品が2つくらいは読めるかな〜って感じです。

――最近読んだ漫画で面白かったのは?

伊藤:古代ローマの冒険ありラブロマンスありっていう、篠原千絵さんの漫画がすごく心に響きまして。やっぱり少女漫画が好きですね。世界観としては「黒執事」とかゴシックファンタジーも好きです。あとは、「シュガシュガルーン」みたいな魔法少女もの。コスチュームを見るだけでも可愛いんですよね〜。

――アイドルに宝塚に少女漫画…一貫して華やかなものに興味津々なんですね。

伊藤:あの中に入りたい!っていう願望があるんです。声優になりたいと思ったのも、コミックスの巻末に書かれたレポ漫画で、楽しそうにしている声優さんのことを見て、あの中に入りたいと思ったんですよね(笑)。

――これから演じてみたい役柄は?

伊藤:マスコットキャラを演じてみたいです。ヘンな声と可愛い語尾で主人公を支えるみたいな…(笑)。あとは、小さな子どもとか。声を生かした役ができたらなと思います。

――2016年は新しいことにたくさん挑戦できた1年だったようです。これからはどんな声優になっていきたいですか?

伊藤:とにかく演技を極めたいです! 経験を積んでいろんなことを吸収して、そして内面からも学びを心がけて、いろんなところから求められる声優さんになりたいです。あと歌が大好きなので歌う機会が持てたらいいな、楽器もがんばる!いろんなことに挑戦できたらいいなと思います。

――最後に、ファンの方へのメッセージをどうぞ!

伊藤:憧れだった声優図鑑に出られて嬉しいです! 「はじめまして」の方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、ぜひTwitterで「おはあやさー」って返してくれたら嬉しいな。よろしくおねがいします!

【声優図鑑】伊藤彩沙さんのコメント動画【ダ・ヴィンチニュース】

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

伊藤彩沙

伊藤彩沙(響)

伊藤彩沙 Twitter

◆撮影協力
BC WORLD STUDIO

取材・文=麻布たぬ、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀「オブジェクト



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