「文春砲」に学ぶ!? パートナーの不倫に備える危機管理術

恋愛・結婚

2017/1/27


 2016年は不倫スキャンダルが目立った1年でした。1月にタレントのベッキーさんと人気バンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル川谷絵音さんの不倫報道から始まり、2月には男性国会議員として初の育休取得宣言をし、注目を集めていた宮崎謙介議員による、妻の出産前の女性タレントとの不倫、お笑い芸人、女性タレントの夫、歌舞伎役者……と次々に不倫が話題になりました。その多くが『週刊文春』による報道で、「文春砲」という言葉が流行し、世間で話題となりました。「文春砲」を受けたことで、アイドルや芸能人は活動自粛や契約解除となったり、政治家やスポーツ選手の場合も辞職など仕事を失うダメージを受けたケースもありました。

 こうした「文春砲」による不倫スキャンダルは「ゲス不倫」などとも呼ばれ、特に女性読者からは反感が強かったようです。特にベッキーさんのケースでは、既婚者である川谷さんに対しては当然、批判が集中しましたが、ベッキーさんも女性たちから強い反感を受ける結果となりました。明るいキャラクターのイメージと不倫との落差があまりにも大きかったこと、不倫をしてもポジティブで貫き通そうとした姿勢に嫌悪感を抱いた人が多かったと考えられます。相手が既婚であることを知りながら交際を続ける女性に対して、女性たちは不倫している既婚男性よりも強い反感をもち、批判しやすいようです。

 このように「文春砲」で次々と有名人や芸能人の方たちの不倫スキャンダルが報じられたことで、一般の人たちの不倫に対する考えに変化はあったかといえば、不倫をすれば失うものが多いと知っても、不倫を躊躇したり、止めるということにはなっていないようです。ただ、対処法については、不倫をしている人たちがSNSに対して、非常に注意深くなり、メールやLINEでの連絡を止めたり、FacebookやTwitterを止めたという人たちが少なくないようです。バレないようにより注意をするようにはなったけれど、不倫は止めないということなのでしょう。有名人の「ゲス不倫」を見て、「人の振り見て、我が振り直せ」とばかりに、自分自身の不倫の対処法を考えている方もいらっしゃるかもしれません。

不倫が夫婦関係を見直すきっかけになることも

 残念なことですが、不倫をなくすということはとても難しいことで、どの夫婦にも起こり得ることではありますが、パートナーが「不倫」をしてしまったら、その夫婦はもう離婚しかない、ということでは決してありません。不倫は当事者たちがそれだけの覚悟のもとで走るのであれば、仕方がないと諦めなければならない部分もあるとして、受け止める覚悟も必要です。そのうえで夫婦として大切なことは、まず、夫婦仲を正すこと。不倫を知ったことで、自分自身もパートナーもお互いに反省すべきことに気づける機会を得ることもあります。反対に不倫を知ったことで、パートナーを非難し、追い詰めたことで、相手が開き直ってしまい離婚になってしまうケースもあります。また、パートナーの不倫を知りながら、あえて気づかぬ振りを続けた結果、時間はかかりましたが、パートナーが戻ってきたケースもあるのです。

 不倫を知ったときにどうするかという対処法は、夫婦それぞれに違うはずです。そのとき自分たちはどうすればよいのかをシミュレーションしながら、ルールを決めておくとよいでしょう。夫婦のルール作りは、できればどちらかが不倫をしてしまう前に、しっかりと話し合って決めておくことが大切です。不倫が原因で「文春砲」を受けた夫婦がどのように行動し、どのようになっていったのかを見届けながら、自分たち夫婦のルールをどうするかを考えるのもよいでしょう。

 不倫という事実はたしかに耐え難い、つらいことであっても、現実を知ることで夫婦ともに反省がもたらされ、成長できることもあります。覚悟や反省ができるのであれば、後追いしないというルールを決めてももよいでしょう。できれば一度は夫婦関係を修復する努力をし、それでもダメなときにはじめて離婚を視野に入れればよいのです。不倫というトラブルに直面したときに、慌てず、感情的になって後悔しないためにも、自分たち夫婦がどのようにするかをシミュレーションしておきましょう。夫婦にも危機管理が必要なはずです。「まさか」と否定するよりも、「もしも」と仮定して準備しておくことが、離婚という危機を回避するいちばんの対策になるはずです。

文=citrus 岡野 あつこ