新「成田離婚」時代の到来!? 進化する女とエスコートできない男…

恋愛・結婚

2017/2/8


 成田空港が華々しく開港した1980年前後は、国内から海外にシフトした新婚旅行も、結婚式の翌日にそのまま出発する一大イベントでした。ハワイやオーストラリアを中心に日本人ハネムーナーがこぞって渡航し、月曜日の出発シーンがニュースに取り上げられていたほどです。一方で、「成田離婚」なる言葉も生まれました。それは、結婚してすぐに初めて二人で海外に行ったものの、旅行中のあまりの男性のふがいなさに女性がブチ切れてしまい、成田に戻った時には早くも離婚になるという恐ろしい現象の事を言います。40年近い前の入国ゲートで、怒った新婦の後をうなだれて歩く新郎の姿は、古き良き時代の象徴ともいえるでしょう。

遊びを知らず旅行の段取りもできない現代の男性

 ところが現代。成田から羽田に場所も広がり、海外旅行や英語学習の機会など飛躍的に環境が変わったにもかかわらず、なんといわゆる「成田離婚」は存在してるどころかジワッと増えてきているのがウェディング業界で近ごろ話題になっています。

 出国の段階からそれらの手続きが女性任せになり、ボーディングパスはなくすわ、ルームサービスは頼めないわ、ディナーの段取りもチェックインもタクシーも、すべて女性任せ。英語力の問題ではなく、エスコート力の問題なのに、チャレンジをしないその男性の様に、40年分進化した現代の女性達はこんな男と暮らすぐらいなら、手近のこなれた男やオヤジと遊んでた方がましとばかりに、速攻ディボース(離婚)するそうです。

 結婚に対して以前よりもハードルが高くなり、知識や情報も増えている分、共同生活をしていく上での対応力や協調性はより問われてしまうのが現代です。ましてやおひとり様で充分楽しめてしまう今の世の中では、一度結婚したしもういいや的にあっさり離婚されかねません。

恋愛旅行、してますか?

 そこで、オススメしたいのが恋愛旅行です。そもそも新婚旅行をするその時期は散々付き合ってきて結果、よし結婚するかって、結構二人の鮮度としては決して高くない状態だと思われます。そりゃあそんな下がったトーンでしかも海外旅行でまったく役に立たないことがばれた日には即死です。

 それに対して、恋愛旅行はそこに耐えられる鮮度は充分。ベストは出会ってから何度か食事して距離が縮まり、一晩過ごしたぐらいのタイミングです。そしてなるべく遠く非現実的な甘酸っぱいところに出かけましょう。

 例えば、パリ。羽田でもドゴールでも敢えて気持ちを高めるために空港で落ち合います。まだ少しぎこちない二人も、タクシーに乗り、手をつなぎ、パリの街並みが見えてきた頃には、もはや全身がハートになっていくはず。すこし小ぶりなホテルにチェックインしても、ぶらつきながら気になったカフェに入って白ワイン飲んでいても、なにもしないでくっついていても、ダバダバダってスキャットが頭の中を回り続け、すべては鮮度とエッフェル塔が解決してくれます。そんな時なら多少段取りがグダついたりエスコート力が低くても導入期パワーで乗り切れるでしょうし、なにより好きでしょうがないから自ずとエスコートしてるはずです。より濃い恋愛が、成田離婚を防ぐのでは。ということで、まずは恋愛旅行に出かけましょう。

文=citrus ウエディングコンサルタント 橋本明彦