『僕だけがいない街』公式外伝に感動の声続出!!  悟の周りにいた彼・彼女らは何を考え、何を思っていたのか―? 本編に描き切れなかった悟と仲間の“絆”を綴る

マンガ

公開日:2017/2/14

 大人気漫画『僕だけがいない街』の外伝となる最新9巻が、2017年2月4日(土)に発売された(電子版も同日配信)。本編に描き切れなかった、主人公と周囲の人たちの“絆”を綴った内容に「数ページめくってもうボロ泣きしました…」と絶賛の声が溢れている。

『僕だけがいない街』は、2012年より『ヤングエース』で連載された三部けいによる作品。物語は、うだつのあがらない29歳の漫画家・藤沼悟が「事件や事故」をきっかけとして、時間が巻き戻るという不思議な体験を度々することからスタート。あるとき母親の殺害事件を引き金に、悟は18年前の小学5年生だった世界へとタイムリープしてしまう。そこで悟は連続誘拐殺人事件に巻き込まれた同級生を救おうとするのだが――。

 サスペンス要素の面白さに加えて、キャラクターの感情が伝わるストーリーテリングの巧みさに、「人物描写に深みがあってどんどん作品に引き込まれた」「大人の視点で過去を見て後悔するっていう状況… 胸に迫りまくり」「読み進めるうちに大人になって忘れかけていたことを思い出した… 傑作です」「これだけは言える。とにかく泣ける」と大評判。

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 クオリティの高さを裏付けるように、「マンガ大賞」では2014年から2016年にかけて3年連続で5位以内にランクイン。「このマンガがスゴイ!」のオトコ編でも3年連続ランクインし、さらに「全国3000店の書店員と選んだ“2015 コレ読んで漫画RANKING”」の1位を獲得。名実ともに傑作漫画の仲間入りを果たした同作は、ファンの期待に応える形で2016年1月よりフジテレビのノイタミナ枠でテレビアニメを放送開始。さらに2016年3月には、主演を藤原竜也、監督をテレビドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」で知られる平川雄一朗が務めて実写映画化もされている。

 同作は2016年3月に『ヤングエース』にて本編が完結し、単行本も8巻まで刊行されたのだが、その後6月からは外伝シリーズ『僕だけがいない街 Re』が連載スタート。そして今回発売された最新9巻は、物語本編の隙間を埋める『僕だけがいない街 Re』を収録した公式外伝となる。

 9巻で登場するのは、悟と事件阻止計画を手伝う少年・小林賢也、悟と同じピザ屋で働き徐々に距離を縮めていく女子高生・片桐愛梨、悟の母親の佐知子、小学校時代の悟のクラスメイトで連続誘拐殺人事件の被害者である雛月加代といった、悟の動向に大きくかかわってきた登場人物たち。悟が自らの“時間”を懸けて事件解決に奔走していたその裏で、彼・彼女らは何を考え、何を思っていたのかが描かれている。

 最新9巻をすでに読んだ人たちからは、「最新刊で読んだサイドストーリー、お母さんの物語にめっちゃグッと来た!」「お母さん回がヤバくて母親に電話してごめんなさいとありがとうを言いたくなったよ」と、悟の母親・佐知子のストーリーに感動したという人が続々。

 また「何度も何度も泣くのを我慢しながら読んだぁぁ…(泣)」「あ~、9巻読み終わったらまた1巻から読み返したくなる。そして最終話の号泣は避けられない」と涙をこらえられない人も多かった様子。

『僕だけがいない街』9巻をまだ手に取っていない人は、号泣覚悟で挑んでみてはいかがだろうか?