女子にもオススメな少年ラブコメ!『寄宿学校のジュリエット』その魅力って?

マンガ

公開日:2017/3/17

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    『寄宿学校のジュリエット』4巻
    (金田陽介/講談社)

「別冊少年マガジン」2015年8月号より連載がスタートした、金田陽介によるラブコメ作品『寄宿学校のジュリエット』。物語の舞台は、敵対する2つの国の生徒が就学している寄宿学校“ダリア学園”。この名門校には許されぬ恋に身を焦がす学生が一人。東和国専用の寮で1年生リーダーを務める・犬塚露壬雄(ろみお)だ。敵対するウェスト公国専用の寮で1年生リーダーのジュリエット・ペルシアに思いを寄せ、決死の覚悟で胸の内を告げたことから物語は大きく動き出す…。

 同作は“許されない立場同士の禁断の恋”というスタンダードなラブストーリーの形が受け、少年誌での連載でありながらも女子からの人気も高い。ストーリー性もさることながら、やはり魅力的なのが個性豊かなキャラクターたち! 主人公・犬塚は腕っぷしは強いけれどちょっと(いや、だいぶ…?)おバカ。ペルシアを一途に想い、ピンチのときは全力で助ける姿にキュンとくる女子は多く、「男らしくて素直に気持ちを表してるのが良い!」「おバカだけれどそこがかわいい(笑)」「ペルシアの前では大体デレデレしてるけど、ふとした時に見せるイケメン姿がかっこいい!」との声が。
 そう、ふとした瞬間の犬塚の表情やセリフがたまらなくイケメンなのだ。2巻でペルシアが料理が苦手だと発覚し、「うるさいわね! 私は完璧でいないといけないのよ!」と言ったペルシアに、「オレの前くらい肩の力抜けよ」と優しく言った姿に胸キュンした女子は多いはず……!!!

 また、サブキャラクターたちも憎めない奴ばかり。ペルシアを敬愛し(匂いでペルシアの居場所が分かるほど)、ストーカーギリギリなラインを攻めるスコット、ウェスト公国の王女でペルシアに秘めた恋心を抱いている、シャルトリュー・ウェスティア、犬塚とペルシアの仲を知り、犬塚に失恋しながらも、健気に犬塚の役に立とうとする蓮季。
 そして個人的に特にツボなのが、犬塚を敵視している丸流、そして古羊、土佐の“丸流組”(3バカ)。1巻でペルシアを襲おうとした3人組なのだが、揃いもそろっておバカ&天然。だけども3巻の体育祭の回ではいいところで役に立つ、憎めないトリオだ。2巻の中には、黒犬のアウトロー・丸流の秘密に迫る「ジュリエット裏話」が収録されており、ファン人気が高いことがうかがえる。

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 そしてヒロイン・ペルシアに対しても、女子からの支持が高い。「同じ女子だけどペルシアちゃんが可愛すぎてキュンキュンする…(笑)」と外見の可愛さはもちろん、「犬塚もまっすぐで純粋だけど、ペルシアちゃんも純粋で健気で可愛い!」「幻滅されたくなくて料理できないの必死で隠すの分かる(笑)」「ペルシアちゃん見てるとこんな女の子になりたいって毎回思う」「素直になれないペルシアちゃんの気持ち分かる~~~」と、内面に対する共感、憧れの声も。

 読書メーターの「読みたい本ランキング」で週間1位(2017年1月18日(水)~1月24日(火)を獲得するなど、話題性の高さを伺わせている。そして2017年2月9日(木)に発売された最新4巻では、みんなに内緒で付き合っている犬塚とペルシアが、心待ちにしていたペルシアの誕生日を、2人の関係を疑っていた犬塚の兄・藍瑠によって台無しにされてしまう。しかし犬塚は藍瑠を欺き、ペルシアの誕生日を祝うためにペルシアのいる寮に乱入し…と展開。

「絶対メディア展開した方が良いと思うんだよなぁ」「アニメ化してほしいな~」といった声も上がっており、ますます注目度が上がっている。「少年ラブコメは読んだことがない…」という女子にこそオススメしたい、胸キュン&魅力的なキャラクターたちがつまった同作。早いところチェックして波に乗り遅れないようにしよう!

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