ニャンコ知ってる? 猫好きなら覚えておきたい猫にまつわることわざ・慣用句

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/12

ニャンニャンニャンの猫の日(2月22日)を記念し、『マスクねこと猫のことわざ&慣用句』(主婦の友社)が発売される。本書は、右ページには、マスクねこというキャラクターの4コマまんが、対向の左ページにはその4コマに関することわざと慣用句が解説されている。

登場キャラクターはマスクねこ、くろいくん、しろいさん

4コマまんがに登場するのは、マスクをしたねこのマスクねこと、マスクねこの友達、くろいくんとしろいさん。3匹が、4コマまんが内で、ことわざ&慣用句を体現する脱力系のストーリーを繰り広げる。

 

こんなにたくさんあるニャンて!ねこにまつわることわざ&慣用句

「猫に小判」「借りてきた猫」「結構毛だらけ猫灰だらけ」など意外と多い、猫のことわざ。本書で紹介されているのはなんと102! 実はイギリス、ギリシャ、ブルガリアなど猫にまつわることわざは世界中にいっぱいあるのだ。

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【猫も杓子も】

皆、誰も彼も、何でもかんでもごちゃまぜにという意味。

1668年の仮名草子『一休咄(いっきゅうばなし)』の「生まれては死ぬるなりけりおしなべて釈迦も達磨も猫も杓子も」からなる。元の字は「禰子も釈子も」で「禰子」は神道を信仰する人、「釈子」は仏教を信仰する人のこと。神道と仏教が入り交じる日本ならではの言葉。

【暗闇では猫はみな灰色】

~All cats are grey in the dark.~

闇の中では、顔かたちのよしあしがすっかりかき消されてしまうため、美醜を判断できないということ。イギリス、フランス、ロシアに伝わることわざ。スペインでは茶色。

【結構毛だらけ猫灰だらけ】

地口(じくち)といわれる江戸時代の洒落で「大変結構」を意味する言葉遊び。「け」の音と「だらけ」で語呂を合わせている、猫と灰は、冬の間中ずっと火鉢の近くにいることから関連づけられている。

いつかどこかで役に立つ、ねこのことわざ&慣用句をマスクねこのくすっと笑える4コマで覚えてみては?