ウォーキングより2倍の効果、苦しくないのにやせる! 話題の「スロージョギング」って?

健康・美容

更新日:2020/10/1

『ランニングする前に読む本 最短で結果を出す科学的トレーニング』(田中宏暁/講談社ブルーバックス)

 ランニングは、お金もかからず設備も不要。とっても手軽にはじめられるスポーツとして大人気である。2月26日(日)に行われた東京マラソンには、依然として多くの人が申し込んでいる。走ることは全身運動で、ダイエットや成人病予防、体力増強などとして効果が高いため、今後も競技人口が増えていくだろう。

 いいことづくめのランニングだが、ひとつだけ難点を挙げるとするなら、“三日坊主で終わる”危険性が高いスポーツということだ。その理由は、苦しい、そして時間が掛かる、足腰を痛めやすい、というところではなかろうか。

 だがこの度、またもう一度ランニングのお誘いをしたい。三日坊主で挫折した人、ランニングウェアだけを揃えて満足した人、時間がないと諦めていた人。実際に走る経験をした人も、走ったことがない人も、ぜひ“走る”ことにチャレンジして欲しい。

 初心者にとってランニングの最大の魅力は、ダイエット効果だろう。『ランニングする前に読む本 最短で結果を出す科学的トレーニング』(田中宏暁/講談社ブルーバックス)で紹介されている走り方は、革新的である。「ダイエットは苦しい」という前提をまったく覆すからだ。

■苦しくないのにやせるのがスロージョギング

 まるで歩いているかのように走る「スロージョギング」。この言葉を聞いたことがある人も多いだろう。天皇陛下も御所で実践されているということで話題になった走法である。このスロージョギングは、年配の方だけではなく、老若男女幅広い人が実践し、効果が得られる運動だ。

 そして何よりも、「苦しくないけれどダイエット」にめっぽう効果を発揮するのだ。

 ではスロージョギングとは何か。スロージョギングの提唱者であり医学博士の田中宏暁氏によると定義はたったのふたつ。

(1)「にこにこペース」でゆっくり走ること
(2)歩幅を狭くっして、フォアフット(足の指の付け根のあたり)で着地すること

 これさえ押さえれば誰でもすぐにスロージョギングをスタートできる。「にこにこペース」とは、「笑顔を保っておしゃべりできる」スピードのこと。人によっては、「走る」というよりも「早歩き」に近い速度の人だろう。だから疲れにくい。

 だが速度はゆっくりだが、ウォーキングとランニングは、明確に違う。ウォーキングとは「常にどちらかの足は地面に着いている」状態を指す。一方、ランニングとは「両足が地面から浮く瞬間がある」ことを指す。スロージョギングも、ゆっくりとはいえ両足を浮かせる走法と意識して欲しい。