パロディキャラをそのまま採用!? 『日ペンの美子ちゃん』が10年ぶりにリニューアル!

マンガ

更新日:2017/3/6

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    6代目『日ペンの美子ちゃん』

 45回目の永遠の17歳を迎えた『日ペンの美子ちゃん』(学文社)が、ギャグ漫画家・服部昇大によって10年ぶりのリニューアルを果たした。

 美子ちゃんは1972年にデビューし、日本ペン習字研究会(通称、日ペン)をPRするために主に少女漫画雑誌の裏表紙に登場。その後様々な漫画家に代替わりをしつつも、45年間に渡って綺麗な文字の重要さを説き続けている。実は漫画広告業界のエポック的存在である超長寿キャラなのだ。2016年までに5代の美子ちゃんが誕生しているが、担当する漫画家や年代によって、絵柄や設定にもそれぞれの時代性が反映されている。

 そして2017年に6代目の美子ちゃんが誕生することに。マンガ業界でも屈指のラップ好きで知られる服部先生は、語呂の良さから『日ポン語ラップの美ー子ちゃん』というパロディキャラクターを発表、ネット上で予想外の反響を生んだ。その後もネットや同人誌で発表を続けていた2016年のある日、服部先生のパロディキャラを目にした学文社から「6代目になってくれ」との連絡が! 服部先生の70年代~80年代に影響を受けた画風が、「懐かしくも新しい美子ちゃん」のイメージにぴったりだとオファーが来たという。

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 時事問題にも切り込んだりブラックな発言もときどき見られる、服部先生による美子ちゃんの新作漫画は公式Twitterアカウントで毎週公開中だ。また、2017年5月16日(火)からは中野ブロードウェイ3階にて「日ペンの美子ちゃん原画展」(仮称)も開催される。2017年は『日ペンの美子ちゃん』から目が離せそうにない。
⇒「日ペンの美子ちゃん【公式】」Twitterページ

服部昇大
1982年生まれ、岡山県出身。2007年『魔法の料理 かおすキッチン』で連載デビュー。2014年6月より『今日のテラフォーマーズはお休みです。』を連載開始。2017年1月より、6代目『日ペンの美子ちゃん』の作画を手がける。

※掲載内容は変更になる場合があります。