倒産寸前から年商4倍に再建、23年連続黒字。10年以上離職率ほぼゼロの会社が実践していること

ビジネス

公開日:2017/3/16

    img01
    『ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み』(近藤宣之/ダイヤモンド社)

 倒産寸前から年商4倍に再建し、23年連続黒字、10年以上離職率ほぼゼロの会社の経営者による初の著書『ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み』が2017年3月17日(金)に発売される。

「赤字は犯罪。黒字化は社員のモチベーションが10割!」と断言する、著者・近藤の経営術が満載の1冊。彼の「人を大切にしながら利益を上げる」深い哲学が話題を呼び、日本経営合理化協会、松下幸之助経営塾、ダイヤモンド経営塾から慶應義塾大学大学院ビジネス・スクールまで、全国からの講演依頼は後を絶たない。

 政府がこれから目指す施策を20年以上も前から実践する経営者による同書には、7,500社を視察した『日本でいちばん大切にしたい会社』の著者・坂本光司氏も太鼓判を押している。また、特別付録として「人を大切にしながら利益を上げる」問答集も初公開されている。

advertisement

 近藤の会社では理想主義・実力主義・家族主義が共存し、社員全員が言いたいことを言える風土がある。また学歴、年齢、性別、年齢不問のダイバーシティで、全体の3割が女性の管理職だ。そして年5,000通の「今週の気づき」メールで社員と向き合い、亡くなった社員の子どもの面倒や、がん闘病中の社員に入院中も給料を払い続けるなど、まさに「人を大切にしながら利益を上げる」経営術を実践している。

 常に笑顔の裏には、壮絶な「7度の崖っぷち」があったことも明かされている。どんな会社でも使える「モチベーションアップの仕組み」は、経営者や管理職だけでなく、働く人すべての参考になるだろう。

近藤宣之(こんどう・のぶゆき)
株式会社日本レーザー代表取締役社長。慶應義塾大学工学部卒、日本電子入社。28歳のとき、異例の若さで労組執行委員長に抜擢され11年務める。取締役米国法人支配人などを経て赤字会社や事業を次々再建。その手腕が評価され、債務超過に陥った子会社の日本レーザー社長に抜擢。就任1年目から黒字化、以降23年連続黒字、10年以上離職率ほぼゼロに導く。社員数55名、年商40億円で女性管理職が3割。2007年、社員のモチベーションを高める視点から、ファンドを入れずに(社員からの出資と銀行からの長期借入金のみ)派遣社員・パート社員を除く現在の役員・正社員・嘱託社員が株主となる日本初の「MEBO」(Management and Employee Buyout)で親会社から独立。日本経営合理化協会、松下幸之助経営塾、ダイヤモンド経営塾、慶應義塾大学大学院ビジネス・スクールまで年50回講演。第1回「日本でいちばん大切にしたい会社」の「中小企業庁長官賞」、第3回「ホワイト企業大賞」など受賞多数。

※掲載内容は変更になる場合があります。