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わずか8秒! 現代人の集中力は金魚以下…「強いストレス」を感じたあと◯◯すると超集中できる「フロー」状態とは?

『仕事はうかつに始めるな 働く人のための集中力マネジメント講座』(プレジデント社)

 あなたの集中力はどのくらいの時間もつだろうか。マイクロソフト社の2015年のレポートによれば、現代人の集中力がもつのは、わずか8秒。どうやって調べたのか、金魚の集中力は9秒らしいから、現代人の集中力は「金魚以下」なのだそうだ。確かに、ひとつの仕事に集中するのは、とても難しい。資料作成をしていたはずが、いつの間にかスマホでメッセージを確認していたり、調べものをしていたはずが、関係のないニュースを読みふけってしまったり…。

 ある調査では、平均的なビジネスパーソンは、1時間に30回メールチェックをしているともいわれる。こんな集中力では、時間がいくらあっても仕事が終わらない。どうしようもない私たちの集中力をどうにか高めることはできないものか。

 医学博士・石川善樹氏の『仕事はうかつに始めるな 働く人のための集中力マネジメント講座』(プレジデント社)は、集中力を高めるための具体的な行動を解説している。石川氏によれば、「気を散らせるモノを遠ざける」「いやいや仕事を始めない」「終わりの時間をきちんと決める」という3つのテクニックを実践するだけでも、人並み以上の集中力を発揮できるという。

 スポーツであれ、ビジネスであれ、トップで活躍している人たちは、深い集中状態に入り、桁外れのパフォーマンスを上げる。その超集中状態は「フロー」と呼ばれるが、この時、人は行為そのものに没頭しながらもリラックスしている。ストレスとリラックスは真逆のものだと思われがちだが、ストレスとリラックスは共存できるもので、両方とも高いのが「フロー」状態。石川氏によれば、特に、「強いストレス(=強い感情)」を感じたあと、「一気にリラックス」すると、人は「フロー」状態になれるらしい。トップで活躍している人に限らず、「フロー」は誰でも作り出すことができるのだ。

 強いストレスの源となる強い感情は、ネガティブなものでもポジティブなものでもOK。「さあ、やるぞ!」というワクワクした気持ちでもいいし、「なんでこんな仕事をしなくちゃいけないんだ!」という怒りでもいい。「〆切に間に合わない」という切迫感でもいいし、「嫌いな上司を思い浮かべる」というのも立派な方法だ。

 そして、強い感情を感じた後は、呼吸のコントロールで、リラックス状態を作ろう。3秒で吸って、2秒溜めて、5秒でゆっくり吐く「3・2・5法」がオススメ。背筋を伸ばし、足をしっかり床につけて、骨盤を立てて座った状態で深い呼吸をすれば、それだけでリラックス状態を作ることができる。

 当たり前だが、簡単なことを繰り返したり、上司から命じられた仕事をただこなしたりするだけでは、没入するような「フロー」は生まれない。仕事に没入するには、目の前の仕事に対する「小さな目標」も必要不可欠だ。小さなというのは、簡単なという意味ではない。難易度が高すぎず、低すぎない目標を日々立て続けることで、集中力はより高まっていく。

 人間が1日のうち高い集中力を発揮できるのは、せいぜい4時間が限界だという。だが、逆にいえば、4時間集中できれば、仕事の生産性は格段にアップする。この本には、集中力をアップさせるさまざまな方法が書かれている。その方法にならって、集中力のマネジメントを確実に身につけよう。そうすれば、毎日をムダにせず、充実した時間が送れるに違いない。

文=アサトーミナミ



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