彼氏なし、でも結婚はしたい! シンデレラに学ぶ「結婚相手に相応しい人」の8つの条件

恋愛・結婚

公開日:2017/3/17

『大人の結婚 あなたの人生がもっと輝く究極のチャレンジ』(吉元由美/水王舎)

 最近は「結婚をしない人」が増えている。そんな「結婚」の本質に迫り、本気で考える機会を与えてくれるのが『大人の結婚 あなたの人生がもっと輝く究極のチャレンジ』(吉元由美/水王舎)だ。

 作詞家・作家の著者が恋と結婚の違いについて鋭い視点で考察しながら、結婚を引き寄せる“秘訣”や結婚と向き合う強い心の持ち方などを解説し、結婚がもたらすものを教えてくれる。

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 例えば、結婚相手として相応しい人の条件。恋愛結婚の場合、恋愛の延長線上に結婚があるよう思われがちだ。しかし「恋人としては楽しい人が、結婚相手として相応しくない場合もある」という。その確認ポイントは8つ。

(1)同じ方向を向いている人
(2)大切にしているモノ、価値が近い人
(3)責任が取れる人
(4)ポジティブ思考の人
(5)自分を高めようとしている人
(6)尊敬できる人
(7)気持ちを伝え合える人。

 それから、(8)その人と一緒にいる自分が好きかどうか? というのも大切だという。

 それらの要素はどれも表面的に判断できるものではなく、本質をしっかり見抜く力が必要となる。そのためには洞察力を磨くことはもちろんのこと、その条件に相応しい女性に自分自身がならなければならない。

 その例として、本書ではおとぎ話の「シンデレラ」をあげている。シンデレラはただボーッと王子様を待っていたのではなく、自分磨きを怠らなかった!

 シンデレラは、(1)“自分の境遇を受け入れていた”。本来なら義姉たちと同じお嬢様として暮らせるのに義姉の言う通りに家事をこなした。 (2)“徳を積んでいた” 。普通ならしない嫌な仕事をやり、それを見ていた魔法使いはシンデレラに魔法をかけ、舞踏会に行くことのできる機会を与えた。(3)“芯の強さ”。自分には関係のない舞踏会と知りつつも、行くことをあきらめなかった。(4)“チャンスを逃さない”。12時になったら魔法が解けてしまうというリスクを負いながらも、心の美しさで王子様のハートを射止め、最大のパフォーマンスをする。

 つまり王子様に見初められるだけの器であったからこそ、玉の輿に乗ることができた。

 他にも、「結婚する⇒お金、時間、自由が奪われる⇒自分磨きができなくなる」ということよりは、むしろ「結婚は究極の自分磨き」で、実は自分の人生をより創造的に生きるためのチャンスだと著者はいう。

 それなりの年齢になると結婚に関して、やたら周りがうるさくなる。親に一方的な考えを押し付けられると反発したくなる結婚。しかし本書を読むことで、「結婚」が人生をより豊かにする重要な位置づけになるかも? と素直に思えてくる、37歳のわたしがいる。

文=澤 ゆか