デンマークでは午後4時に家路に就くのが当たり前!? 「世界一幸福な国」の“ヒュッゲ”なライフスタイル

暮らし

公開日:2017/3/23

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    『幸せってなんだっけ? 世界一幸福な国での「ヒュッゲ」な1年』(著:ヘレン・ラッセル、訳:鳴海深雪/CCCメディアハウス)

 「世界一幸福な国」と言われる北欧デンマークのライフスタイルを紹介した『幸せってなんだっけ? 世界一幸福な国での「ヒュッゲ」な1年』が、2017年3月17日(金)に発売された。

 同書のタイトルにある「ヒュッゲ(Hygge)」とは、デンマーク語で「心安らぐひととき」「ほっこり」の意味。そんな言葉がデンマークのライフスタイルの象徴として、いまや欧米では憧れの的に。同書では、勉強も仕事も自分のやりたいことをやり、家族や仲間とのコミュニケーションを大切にする、そんなデンマークの人々の「ヒュッゲ」な1年を紹介している。

 デンマークが「世界一幸福な国」と言われている理由は、高福祉国家であることがその一因。税金は高いながらも、学費は無料、失業保険が完備されていることから、興味のある学問を勉強し、職に就くときにも、やりがいを求めて取り組むことができる。しかも午後4時に家路に就くのが当たり前。長い冬には、家族や仲間と暖炉を囲んで、紅茶を飲みクッキーを食べるのが定番になっているという。夏ともなれば1カ月のバケーションをとってリフレッシュするそうだ。

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 そんなデンマークの生活を実際に体験したのが英国人の著者ヘレン・ラッセル。英国版『マリ・クレール』の編集者だったが、夫がデンマークのレゴ社への転職を希望し、夫婦そろってデンマークへ移住することになった。同書には、ヘレンがレゴマン(夫の呼称)とともに過ごした1年を、月ごとのトピックとともにまとめている。

1月 ヒュッゲと家ごもり
2月 9時―5時を忘れる
3月 余暇とデンマーク語
4月 偉大なるデンマーク人と動物たち
5月 伝統、そしてお叱りを受ける
6月 今なお闘う女性たち
7月 バケーションに繰り出そう
8月 子どもたちなら大丈夫!
9月 お肉屋さん、パン屋さん、そして文化の担い手たち
10月 病めるときも健やかなるときも
11月 冬と鬱が来た
12月 税務署員を信じて など

 言葉がわからず、さらには気候の厳しいデンマークで暮らす不便さを感じつつも、ストレスを感じさせない、「ヒュッゲ」なライフスタイルに惹かれていく著者の心情が綴られている。あなたも「世界一幸福な国」デンマークの日常を覗いてみてはいかがだろうか。

ヘレン・ラッセル(Helen Russell)
英国版『マリ・クレール』元編集者。ジャーナリスト。『サンデー・タイムズ』のリサーチャーとしてキャリアをスタート。2010年に英国版『マリ・クレール』編集部へ。デンマーク移住を機に退社。現在、『タイムス』『ウォール・ストリート・ジャーナル』『Grazia』『Stylist』など世界中の新聞や雑誌に寄稿しているほか、『テレグラフ』のコラムニスト、『ガーディアン』の特派員として活躍している。

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