「漫勉」に登場したながやす巧の仕事ぶりにファン驚愕「もう畏れしかない」

マンガ・アニメ

2017/3/28

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    『壬生義士伝』7巻(原作:浅田次郎、漫画:ながやす巧/集英社)

 漫画家の創作現場に密着するNHKの人気番組「浦沢直樹の漫勉」。2017年3月23日(木)の放送では『愛と誠』や『壬生義士伝』で知られる漫画界の巨匠・ながやす巧にスポットが当てられたのだが、時間を惜しまず仕事に真摯に取り組む姿に「先生ほどのベテランがここまで心血注いでるとは!」と感動の声が上がっている。

 同番組は普段立ち入ることのできない漫画家の仕事場にカメラが入り、人気漫画家・浦沢直樹が同業者の視点で作家に直接話を聞くという内容。今回取り上げられたながやすがテレビに出演するのは初めてとなる。

 現在も公式サイトで連載が続いている『壬生義士伝』の創作現場に密着した今回の放送。準備からペン入れまで、ながやすの仕事ぶりを追いかけた内容は浦沢も驚くものだった。ながやすはデビューからアシスタントを使わないスタイルを貫いていながら、作業に一切の手抜きはない。浦沢との対談の中では、詳細に描かれた設定資料に浦沢が「うわ、すごくちゃんと描いている」と驚愕。ながやすは設定資料を描く段階だけで2年かけていると言い、浦沢に「ながやす先生に『だいたい』っていう言葉はないような気がしますね」と言われると「間違いがあっちゃいけないという、そういう緊張感の中でずっと描いていますね」と語った。

 さらに本番原稿の前に描く絵コンテは、何度も推敲を重ね、徐々に精度を上げていくため、絵コンテだけで約1年を費やすのだとか。また、「漫勉」公式サイトで公開されている本編未公開部分では『週刊少年マガジン』で『愛と誠』を連載していた際に、まともに眠る時間もなく机に2時間ほど突っ伏して仮眠を取りながら執筆していたことを明かしている。

 この内容に「これだけの巨匠がアシスタントも使わず丁寧に描いてるとか、もう畏れしかない」「68歳でこの仕事量… もう仙人に見えてきた」「設定資料に2年って… 情熱に胸が熱くなった!」といった声が。

 作業量が多いにもかかわらず、たった1人で作品と向き合っているながやす。膨大な時間と労力をかけて描かれたプロの仕事を見逃すわけにはいかないだろう。
◆『壬生義士伝』公式サイト:http://www.mibugishiden.com/