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「育児は楽しんだもん勝ち」『映画かみさまみならい ヒミツのここたま』ゲスト声優・木下優樹菜さんが語るユキナ的育児論とは?

「モノにはみーんな魂があるって知ってる?」

 そんなセリフで始まるアニメ『かみさまみならい ヒミツのここたま(以下、ここたま)』。人間が大切にしている「モノ」から生まれた神様「ここたま」と、小学生の四葉こころとの交流を描いた作品だ。2015年10月の放送開始当時から女児を中心に大きな人気を集めている本作の映画化がついに決定。2017年4月28日(金)から全国公開される。

 さらに映画版のスペシャルゲストとして、家族全員で『ここたま』のファンだという木下優樹菜さんの出演が決定した。演じるのは、クラッカーの神様ハピピナ。名前はなんと、木下さんの長女・莉々菜ちゃんの発案だという。サバサバした性格の姉御肌で、怒るとちょっぴり怖いという、まさに木下さんらしいキャラクターだ。

 アフレコ収録を終えた木下さんに、約9年ぶりだという声優挑戦に対する感想や、『ここたま』が大好きだという長女・莉々菜ちゃんと過ごす日々についてお話を伺った。

藤本家も大好きな『ここたま』の世界観を借りれば、子どものしつけがしやすくなるかも

──収録お疲れ様でした!まず、アフレコを終えられた率直な感想はいかがですか?

木下優樹菜さん(以下、木下) 実はアフレコやるの9年ぶりくらいなんですよ。だからもう、ほとんど初めてって感じで。しゃべり出すタイミングとか、セリフのスピードとか、合わせるのが難しかったですね。長いセリフのところはかなり緊張したんだけど、けっこううまくいったので、期待してください!

──それは楽しみですね!演じられた「ハピピナ」というキャラクターの名前は、長女の莉々菜ちゃんが考えたんですよね?

木下 そうなんです! 莉々菜にキャラクターを見せて、ハッピーを届ける神様なんだよって説明したら、いろいろ名前を考えてくれて。そのなかで、優樹菜の「な」と「ハッピー」を組み合わせたんだよって提案してきたのが「ハピピナ」って名前。旦那とふたりで「莉々菜、天才じゃない?」ってなりました(笑) だから、藤本家を背負って出演させてもらってる気持ちです!

──家族で大ファンだという『ここたま』に出演が決まったときはどんな気持ちでしたか?

木下 お話をいただいたとき「絶対、莉々菜がよろこぶ!」ってテンションが上がりましたね。優樹菜自身も莉々菜と一緒に見てハマってたので、ぜひやらせていただきたいなと思いました。

──莉々菜ちゃんに出演を報告したとき、どんな反応だったんですか?

木下 「え、ママ、ここたまちゃんに会うの?」って聞かれました。そう来たかって感じですよね(笑)。だから「そうだよ、ママはここたまの世界に入るんだよ」って答えたら「りりなも行きたい!」って言い出したんです。だから「莉々菜こないだ物壊したじゃん? 物を大切にしないとここたまの世界には行けないんだよ。ママは莉々菜と茉叶菜(木下さんの次女)を大切に育ててるから呼んでもらえたんだよ」って話しました。そうしたら納得したみたいで、いまはとにかく早く映画館に観に行きたいって言ってます。

──木下さんが思う『ここたま』の魅力を教えてください!

木下 物を大切にしているとここたまが宿るっていう設定が、子どもの教育にすごく役に立つなって思います。何かを乱暴に扱うようなことがあったら「魂があるのに、そんなひどいことしていいの? ここたまが生まれないよ?」って言うと、ごめんねって物に対して謝るんです。『ここたま』の世界観を借りて、娘の教育をしているというか。それに私自身も、物は大切にしないとなって、つい忘れがちなことを改めて実感していて、親子そろっていろいろ学ばせてもらってます。

──なるほど。身の回りにある物がキャラクターになっているから、小さい子でも理解しやすいんでしょうね。

木下 そうなんです。色えんぴつとか本とか、子どもにとっても身近なものだから、親しみが持てるんだと思います。「次は何の神様が出てくるだろうね」って家族で予想し合えるのも楽しいんですよ。

「莉々菜は優樹菜の分身なんです」自分にそっくりな娘に木下さんもタジタジ?

──『ここたま』が大好きという長女・莉々菜ちゃんですが、どんなお子さんなんですか?

木下 優樹菜そのものって感じです(笑)。うちの親も昔からの友だちも「莉々菜は優樹菜の分身だね」って言ってるくらい似てます。

──どういうところが似ているんですか?

木下 とにかく気が強い! 遊んでいる様子を見てると、年上の女の子たちのなかに入って仕切ってるんですよ。「まじで優樹菜じゃん!」って思いますね。でも、彼女のなかにはすごく繊細で優しいところがあって。小さい子が大好きでよく面倒をみてるんです。そういうところは旦那に似たんだと思います。

──おふたりのいいところをしっかり受け継いでるんですね……!

木下 それから、男の子ばっかりと遊んでて、戦いごっことかしてるのに、好きな服装はすごく女の子らしい格好で。『ここたま』で一番好きなキャラクターも、キラリスっていうセクシーでオシャレな女の子なんです。男だから女だからっていうんじゃなくて、ただ自分の好きなことを好きなようにしてるんだと思います。そういう部分も、優樹菜と似てるかもしれないです。

──そんな莉々菜ちゃんのしつけや教育に関して、何か気をつけていることはありますか?

木下 莉々菜は優樹菜と同じで、押さえつけられると反抗するんですよ。単純なところも似てるので、なるべく褒めて伸ばすようにしています。でも逆に、悪いことをしたときは徹底的に叱ります。なかにはキツく怒りすぎるとトラウマになっちゃうような子もいると思うんですけど、莉々菜はまったくへこまないんです。切り替えがうまくって。そういうところも優樹菜と同じなんですけど(笑)。怒られても飄々としてて、この間も「なんでママがこんなに怒ってるかわかる?」って聞いたら「わかんない。なんでそんな怒ってんの?」って……。だから、やっちゃいけないことをしたときはちゃんと叱って、わからせるようにしています。

──最近何か怒ったことありましたか?

木下 入れたばかりのお風呂をリンスまみれにしたときはめっちゃ怒りましたね。しかも初めてじゃないんですよ! 「この間ダメって言ったよね!? 覚えてないの?」って叱ったら「覚えてるけど、なんか気持ちいいかなって思って」って……。もうね、本当に疲れます(笑)。

──それは……かなり大物になる予感がしますね(笑)。莉々菜ちゃんは木下さん自身に似ているということですが、だからこそ気をつけている部分ってありますか?

木下 口の利き方は真似されないようにしないとなって思います。ついポロッと汚い言葉が出ちゃうことがあるんですけど、莉々菜がそれを真似したときは「ママが悪かったから、その言葉は使わないで。お願いだから、パパの前では言わないで」って謝ります。旦那は今まで優樹菜のことを怒ったり注意したりすることは一切なかったんですけど、莉々菜が生まれてから「子どもの前での言葉づかいだけは気をつけてくれ」って。旦那が唯一注意してきたことだから、ちゃんと気をつけないとなって思います。

子育ては楽しんだもん勝ち! 溜め込まないで口に出してみるのがおすすめ

──子育てって正解がないからこそ難しいと思うんですが、迷ったとき木下さんの判断基準になっているものって何かありますか?

木下 正直、子育てで迷ったり悩んだりしたことはあんまりないんです。たぶんそれは、自分自身の価値観とかものの見方を大切にしたからじゃないかな。育児本を読んだり、人にいろいろ聞いたりってことをあえてしなかったんです。だって人によって置かれた状況とか、考え方はぜんぜん違うじゃないですか。最後は全部自分の意志だから、自分を信じて選べばいいと思います。 

──初めての子育てで、迷いや悩みがなかったっていうのはさすがです……!

木下 でももしかしたら、これから壁にぶち当たるのかもしれませんけどね。進学のこととか……。いま旦那が熱心に小学校選びをしてるんですよ。優樹菜はあんまり興味がないから基本的に任せてるんですけど、ひとつだけ譲れないことがあって。女子校だけは絶対やめてねって言っています。

──理由を伺ってもいいですか?

木下 莉々菜は優樹菜とそっくりだから、女子ばっかりの世界だとよさが死んじゃうんじゃないかなって。それは旦那もわかってくれてますけどね。

──なるほど……! 子育てに対して自分の意志がはっきりしている木下さんは、育児に悩んでいる女性にどんなアドバイスをしてあげたいですか?

木下 子育てってすごく大変だけど、その大変さも楽しめたらいいんじゃないかな。私、お風呂上がりなんかに「なんで素っ裸で子どもの世話してるんだ!」って声に出して言うこともあります(笑)。自分のなかに溜め込まないで、口に出してみると楽しくなってくるのでおすすめです! ママがふさぎ込んじゃうとそれが子どもにも伝わるし、家庭が暗くなっちゃう。ママが明るいのが一番だから、育児は楽しんだもん勝ちです!

──ありがとうございました!

■親子で『映画かみさまみならい ヒミツのここたま』を観て、物の大切さについて語り合おう

 「育児は楽しんだもん勝ち!」という木下さんの言葉は、きっと子育てに悩む多くの女性を励ましてくれるものだろう。また木下さんが実践しているように、しつけや教育のためにアニメの世界観を借りるのも、楽しく子育てをしていくひとつの方法だろう。

木下さんも次女・茉叶菜ちゃんの映画館デビュー作に選ぶ予定だという『映画かみさまみならい ヒミツのここたま 奇跡をおこせ♪テップルとドキドキここたま界』。このGW、親子で一緒に観るべき映画のひとつと言えそうだ。

取材・文=近藤世菜 写真=花村謙太朗

©2017映画ここたま製作委員会



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