外食チェーンの人気メニューをカスタマイズ! やってみたら本当においしいの?

食・料理

2017/4/2

『有名チェーンのびっくりするほどウマイ!! 噂のカスタマイズ法、試してみた』(だるるん〈石沢大地〉/扶桑社)

 外食をするとき、ついいつも同じものを食べてしまうという人はいないだろうか? なじみのある味は安心できるが、いつも同じだとやはり飽きてしまう。たまには違う味を楽しみたいという人もいるだろう。そこで、『有名チェーンのびっくりするほどウマイ!! 噂のカスタマイズ法、試してみた』(だるるん〈石沢大地〉/扶桑社)を取り上げる。

一工夫するだけで定番メニューが大変身!

 この本の著者は人気サイト「裏メニュー.com」の運営者だるるん氏。常日頃から、サイト上で外食チェーンの定番メニューに少し手を加えておいしく食べる方法を提案している。テーブルの上の調味料を使ったり、いつもと注文の仕方を変えたりといったごく簡単な方法ばかりだから、誰でも気軽に試せる点が人気だ。

意外と知らない裏注文の仕方

 裏メニューと言うほど大げさなことではないが、いつもと違う注文の仕方をするだけで、おいしく食べられるという方法がいくつか紹介されている。例えば、サイゼリアで「焦げ目がつくまでよく焼いてほしい」と注文して表面パリパリのドリアを食べる方法や、餃子の王将で両面焼きの餃子を注文する方法などが載っている。糖質ダイエット中の人におすすめなのは、サブウェイのパン抜き注文だ。どのサンドイッチもパンを抜いたサラダの形で提供してもらうことができる。トッピングの追加も可能だ。中でも天下一品で「こっさり」を注文するというのは意外な盲点だった。こってりとあっさりの中間の味を楽しめるなら注文してみたいという人もいることだろう。

話題のカスタマイズも網羅

 マクドナルドのハンバーガーを10個重ねた「ザ・モンスター」やダブルチーズバーガーとチキンクリスプを合体させた「ギャングバーガー」、ビッグマックとチキンクリスプ、フィレオフィッシュを合体させた「陸海空バーガー」は、積み重ね方が細かく説明されている。松屋の「岩倉スペシャル」はライターの岩倉隆史氏考案。生卵にバーベキューソースと七味を混ぜて牛めしの上からかける食べ方だ。CoCo壱番屋の「5甘2辛」はSKE松井珠理奈氏絶賛の食べ方。だるるん氏以外が考えて話題になったカスタマイズの仕方も取り上げているところがおもしろい。

凍らせドーナツは食べ比べも

「ミスタードーナツを凍らせて食べるとおいしい」とネット上で話題になっていたから試してみたというコーナーもある。8種類のドーナツをチョイスして、冷凍庫で凍らせた後に食べてみたとこのこと。種類ごとの感想がわかりやすく書かれているから、見ていると試してみたくなる。冷凍時間は3時間以上がいいらしい。だるるん氏のおすすめはチョコファッションとエンゼルクリーム。ポンデリングは独特のモッチリ感が無くなってしまうそうだ。おいしいと言われたものだけでなく、イマイチと言われたものも本当なのか試してみたくなるのは不思議だ。

カスタマイズの仕方が美しい

 この本の情報は、だるるん氏が自分が考えた食べ方以外も全部実際に試して細かく感想を載せているから信憑性がある。難易度、裏度、衝撃度、ボリュームの4項目は3段階の星の数で評価されているし、店でどういう風に注文したかも細かく書かれていてわかりやすい。何にいくらかかったかメニューごとの値段も明記されていて、最も高いメニューは、ドミノ・ピザのトッピングの全部のせだった。Mサイズに24種類のトッピングがのり7000円。かなり元手はかかっているようだ。人の目を引くことだけを考えて珍しい食べ方を動画で見せる人もいるが、この本を見る限り、だるるん氏はどんな食べ方が可能か、どんな食べ方がおいしいかを真剣に考えているように感じられた。裏注文をしてみる前に、一度テーブル上の調味料を使ってカスタマイズにチャレンジしてみよう。

文=大石みずき