小学校入学直前、「子どものことが不安」な母親が87、6% 大事なのは子どもの力を信じること!

出産・子育て

公開日:2017/4/5

 いよいよ入学を直前に迎え、子どもたちは新生活への期待にワクワク。しかし、親の心中は「うちの子は大丈夫か」と不安にドキドキ。そう楽観的とはいかないようだ。現在小学生のお子さんを持つ先輩ママに、入学の頃を振り返るアンケートを実施。「小学校入学のころ子どものことが不安」だった母親が87.6%という結果となった。

「お友達になじめるか」「いじめにあわないか」

Q1、心配の内容は?

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「お友達関係」「いじめ」など人間関係に対する不安が50%以上。人間関係をうまく築くのは大人にも難しいもの。練習や対策ができないだけに、心配になるようだ。けれど、「子どもは大人よりもずっと順応力が高いもの。最初はお友達ができなくてもそのうちなれて、自然と仲良くできるようになるので大丈夫!」というアドバイスも。

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Q2、入学準備対策はどんなことをしましたか?

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「どんな時も、お父さんとお母さんは味方だよ!と言うことを伝え続けた」「小学校生活を描いた絵本を読んだり、通学路を通って学校を見に行ったり、たのしく受け入れられる下準備をした」というママも。子どもにとっては、全てが初めてのことばかり。少しでも手がかりをつかめるよう、事前の心の準備をさせておくこともとても大切なようだ。

Q3、入学してみて「やっておけばよかった!」と思ったことは?

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その他「安全ピンをつける練習」「ちょうちょ結びの練習」「持ち物の管理整理」などが挙がった。大人が見落としがちな、日常の小さな行為が、子どもたちにとっては重要な課題になるよう。また、スムーズに早起きできれば、朝のストレスが少なく1日が順調!という実感を持つママたちが多数。春休みに実践したい必須事項は「早起きの習慣づけ」かもしれない。

主婦の友社読者ネットアンケートクラブ会員によるWEB調査。全国の小学校2〜6年の子供を持つ母親。回答数98。子の性別、男の子50人・女の子48人。
※端数は省略しています。

とにかく長い目で見守る。子どもを信じて、その子のステージクリアを待って!

 アンケートでは、登校拒否になったり、チックに悩んだり、場面緘黙症になった、というお子さんも。そんな「困った」エピソードを教えてくれたママたちに「現在入学前のお子さんを持つママにアドバイスを」と聞いたところ、以下のようなコメントが集まった。

「新しい環境に早く馴染もう、とママも子供も張り切りすぎず、徐々に日々の生活で慣れていけばいい。という気持ちを持って」(現在2年生・男子)
「子供は子供なりにとてもよく頑張っているので、学校で何をしたのか?困ったことはないか?等とたくさん話を聞いてあげるのがよいと思います。勉強などは、すぐにできなくても着実にできるようになるので」(現在2年生・女子)
「親も不安いっぱいですが子供自身はもっと不安です。毎日学校に行くことがエライ!と思って家では切り替えて甘える時間もあって良いと思います」(現在2年生・男子)
「親がナーバスに対応し過ぎず、子どもの順応性を信じてステージクリアを待つ!」(現在5年生・女子)

小さな「解る!」「知ってる!」「できる!」がしっかりと自信につながっていく

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「家庭で少し先回りして予習を行っておくと、子供もとても安心して学校に通えるため、対策をとっておくことは重要」(現在2年生・男子)「入学前に、学校での生活やルールなどを知っておけるかどうかで、子どもの受け入れに差が出る」(現在3年生・女子)などの声も。親子で楽しみながら、新生活についてあれこれ話しをしてみることが重要なのかもしれない。また、身の回りのことが自分でできるようになることが、その子の自信となり、心の自立への第一歩。保育園、幼稚園時代にベースを培い、小学生以降は、その実践へと入っていく時期だ。

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『できるよ!せいかつ366』は、昨年末に発売以来、Amazonランキング「幼児教育・家庭教育」「子どもの社会学習」ジャンルなどで1位を獲得。発売以来累計75万部を突破している「頭のいい子を育てる」シリーズの人気タイトル。

 アンケート結果にあった、「整理整頓の仕方」「ちょうちょ結び」など、学校生活でも必要となる身近な課題を写真付きで丁寧に解説。1日1つずつ必要な知識が学べる「366日の図鑑えほん」だ。新1年生が「せいかつ」についてお家で学ぶのにピッタリな一冊。来年の入園入学の準備に今から読んでいくのもオススメです。

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 同シリーズの最新刊『頭のいい子を育てるおはなし どうぶつだいすき!』も、入園入学の頃から家庭学習の基礎となる読書習慣をつけていくのに最適な一冊。「忠犬ハチ公」「タロとジロ」など、幼いうちに触れておきたい「どうぶつ」が主人公のお話、珠玉のセレクション。