「映像が綺麗で素晴らしい」湯浅政明監督初オリジナル劇場作品「夜明け告げるルーのうた」予告に反響続々

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公開日:2017/4/29


 2017年4月7日(金)から公開されている映画「夜は短し歩けよ乙女」の監督・湯浅政明による初オリジナル劇場作品「夜明け告げるルーのうた」が、5月19日(金)から公開される。公開された予告映像に、「映像が綺麗で期待できる…」「あの綺麗な絵をもっと観たい!」と話題沸騰中だ。

 同作は、鬱屈とした日々を過ごす少年カイと不思議な人魚の少女ルーのひと夏の物語。予告は、斉藤和義のヒット曲「歌うたいのバラッド」にのせて疾走感溢れるエモーショナルで美しい絵が次々と流れていく。「予告編だけで泣ける…」「歌うたいのバラッドとスピード感ある映像が意外とマッチしてる!」「映像が綺麗で素晴らしい」と、さっそく大反響が上がっている。

 アニメーション制作を手掛けるのは2013年に湯浅監督とチェ・ウニョンによって設立された「サイエンスSARU」。味のある作画とスピード感が好評を博した「ピンポンTHE ANIMATION」のフラッシュアニメーションパートを制作したことでも知られ、「夜は短し歩けよ乙女」の制作も手掛けている。こちらも「2017年の邦画アニメでこれを超える作品はないだろ」「美しい絵と音楽が素晴らしい」「独特の世界観にどんどん惹き込まれる」と話題になっていて、「サイエンスSARUで森見登美彦作品片っ端からアニメ化してくれ!」という声も上がっているほど。

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 映画「マインド・ゲーム」で長編監督デビューを果たして以降、圧倒的な独創性で“天才”と謳われ多くのファンを魅了してきた湯浅。しかし、公式サイトのインタビューでは「『絵が見づらい』って感想もよくいただいてた」とも語っていて、「挑戦してゆきたいという気持ちになり」今回は漫画家・ねむようこにキャラクター原案を依頼したそう。

 5月10日(水)には映画公開に先駆けて、ノベライズ作品『小説 夜明け告げるルーのうた』が発売される。監督完全監修のもと、第20回スニーカー大賞特別賞受賞の新鋭・三萩せんやが、湯浅ワールドをみずみずしく紡ぎだす。「ルー」の世界をより一層楽しめる作品になっているので、こちらもチェックしておきたいところだ。

■映画「夜明け告げるルーのうた」
公開:2017年5月19日(金)
監督:湯浅政明
アニメーション制作:サイエンスSARU
キャラクター原案:ねむようこ
主題歌:斉藤和義
公式サイト:http://lunouta.com/

湯浅政明/原作 三萩せんや/著 KADOKAWA 1200円(税別)