『週刊少年サンデー』の“水産学部”をテーマにした新連載が話題「かなり本格的でめっちゃおもしろい」

マンガ

公開日:2017/4/23

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    『週刊少年サンデー』21号(小学館)

 2017年4月19日(水)に発売された『週刊少年サンデー』21号より、サッカー漫画『ファンタジスタ』でお馴染みの草場道輝による新連載がスタート。今回は大学の“水産学部”が舞台となっており、読者からは「このテーマは新しいな! どう描かれるんだろう?」と注目されている。

 同漫画は『第九の波濤』というタイトルで、『週刊少年サンデー』の新連載大攻勢第3弾として登場。水産学をテーマにした海洋浪漫が描かれるようで、巻頭カラーには「海洋資源大国日本―その文化と歴史から日本の水産学は、世界でも最先端とされる」との解説も。さらに監修には長崎大学水産学部教授・高谷智裕もついており、かなり本格的な“水産学部漫画”になるようだ。

 気になる第1話では、都会育ちの主人公・海老原湊が海に興味を持つきっかけとなるエピソードが描かれている。東京の原宿で服を買う海老原はいわゆる今どきの「おしゃれっ子」で、水産学とは無縁の性格。しかし父親の十七回忌で訪れた長崎県で、海老原は凪子という女の子に出会い、彼女の釣りをしている姿や釣ったばかりの魚の味に惚れ込んでしまう。

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 今回はまだ“水産学部”は登場しなかったのだが、釣りのシーンでは早くも“イカ釣り”の様子などが丁寧に描写されていた。これには読者から「かなり本格的でめっちゃおもしろいやん!」「新連載すごいコアなやつが来たな… これは斬新」「初回でいきなりアオリイカ釣りとか攻めるなぁwww」と期待の声が続出。またヒロインと思われる凪子も好評で「かなり本格的な内容だけど凪子ちゃんの可愛さでぐいぐい読めちゃう」「この娘のおかげでサンデーっぽくなってるなぁ… 良いバランス」との声も。

 ちなみに同誌の巻末コメントで草場は「昔『第九の波濤』という絵画を見て感動したのを覚えています」と、漫画のタイトルにもなっているイワン・アイヴァゾフスキーの名画を取り上げた。そして「その時と同じ感動を与えられる様な作品にしたいと思います」と続けている。同漫画が気に入った人は、絵画「第九の波濤」も見ておくと作品をより深く楽しめるかもしれない。