「ママ友付き合い」のコツが満載! 再婚に成功した千秋の、賢いバランス感覚とは?

出産・子育て

2017/5/1

『人見知りだった千秋が付き合い上手になった魔法の法則16』(千秋/中央公論新社)

 『人見知りだった千秋が付き合い上手になった魔法の法則16』(千秋/中央公論新社)は、人付き合いで生じる身近なあれこれの、きめ細な参考書だ。

 子どもの頃からずっと人見知りだったという千秋。だからこそ「様々な戦略を練り、自分なりの人付き合いのコツを身につけてきた。そのおかげで、自分にとって心地よい人間関係を築けるようになってきた」という。

■戦略は、小学生の頃からの「ポジション取り」

 「背が低く体が小さく運動神経ゼロの自分が、クラスの中で何も考えず無防備に過ごしていたら、絶対いじめの対象になっちゃう」「自分の身を守るためには、どんなグループに入って、どんな人間関係を作っておけば安全かと考えるのは、必要なことだった」という。

 長く芸能界にいられるのは、たとえばバラエティなら、ゲストの顔ぶれを見て、自分のポジションを決め、どう発言すれば盛り上がるのかを判断しているから。「おまえはポジション取りの天才だ」とナンチャンに言われたこともあるという。集団の中で生き残るためには、その場その場の空気を読むことが欠かせない。これは学校や会社でも同じだという。

■ママ友の見つけ方と心得

 もともと人見知りの自分が、ママ友、公園デビューなんてできるわけがない。ママ友なんていらないけれど、付き合わないわけにはいかないし、まるで猛獣の檻の中に投げ込まれる気分だったそう。そこで千秋が編み出したのが「この世界で生き残るため」のママ友付き合いのコツだ。

 それは、やみくもにママ友付き合いを始めず慎重に自分のポジションを見つけることが大事という。ママ友の共通点は子どもの年齢だけ。背景がまったく違う人たちの集団で、トラブルが起こるのは「想定内」。何かあっても深刻に悩まないようにしようと思ったという。

 ママ友付き合いを始める時は、服装や持ち物、口調や話し方などが自分と合いそうな人を選ぶのがコツ。価値観が合う人となら無理なく付き合える。仲良しになったママ友のおかげで、娘と2人だけでは体験しなかったはずの、アウトドアの楽しみや、趣味の世界が広がった。またクラスで1人だけのシングルマザーだったことで「お悩み相談窓口」のようになり、本音で語り合えるママ友が何人もできたという。

 また、ママ友は期間限定、幼稚園の間だけ。必要以上のエネルギーは使わず、些細なことはできるだけスルー。肩の力を抜いて気楽に付き合えばいい。数人とは、もはやママ友ではなく自分の友達になっているという。

 ママ友のお悩みQ&Aでは、些細なことから始まるママ友トラブルを、千秋が賢く解決し、上手なママ友付き合いを手取り足取り教えてくれる。

 綺麗好きなので家に人を呼びたくないママには「仲良しグループの家は順番に回るというのはルール。呼ばない人は信用されない。しかも家を汚されたくないっていう理由がズルイ。ルールを決めて呼びましょう」、ママ友LINEでスルーされているというママには「名指しの時以外は既読してスルーでいい。リアルな日常会話なら誰が何をしゃべったかなんて覚えていないでしょ。履歴をどんどん消しちゃえば、きっとそんなに気にならなくなるはず」などなどが38も。

 人付き合いのコツ、お悩みが丁寧に書かれており、ママ友だけでなく、職場でも学校でも役に立つ1冊だ。やっぱり千秋ってすごい!

文=泉ゆりこ