ミリオタ高校生がエルフ軍戦車部隊の指揮官に!? 佐藤大輔著『エルフと戦車と僕の毎日 II 我が祖国の名は』

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/12

ミリタリーオタクの高校生の活躍を描いた異色のファンタジー『エルフと戦車と僕の毎日 II 我が祖国の名は』上・下巻が、2017年5月10日(水)に電子書籍化され、好評配信中だ。

チート能力も無双的シチュエーションも与えられないまま突然異世界に放り込まれ、エルフ軍の指揮を執ることになったミリタリーオタク高校生・島田ユタカ。軍備もろくに整わないまま、エルフ軍は帝国軍との戦争に突入してしまう。激しい戦いの中、次々と倒れていくエルフ達。それは圧倒的に不利な戦いだった…。しかし、長年虐げられてきたエルフ達の感情の爆発と、ユタカへの絶大なる信頼のもと決してひるまない鬼気迫る進軍にひるんだ帝国軍は敗走、ユタカ達はボロボロになりながら辛くも勝利するが―。

“ミリヲタ高校生”のユタカがエルフ軍戦車部隊の指揮官となって奮闘する姿を描いた異世界ミリタリーの第2弾。著者の佐藤大輔は『皇国の守護者』など多くの著書を持つが、今年3月に他界。SNS上ではファンから「これまでありがとう、佐藤先生…」「佐藤大輔作品で育った人って多いんだろうな」と、若くしてこの世を去った著者を惜しむ声が多く上がっている。

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下巻では、傷も癒えず武器の補給もままならないままエスカナ正規軍と戦闘に入るエルフ軍が描かれ、ユタカの“本当の戦い”へと突入していく。ユタカが迎える結末とは? 佐藤の遺した思いをしっかりと受け止めながら読み進めてほしい。

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『エルフと戦車と僕の毎日 II 我が祖国の名は』下巻(著:佐藤大輔、イラスト:竿尾悟/KADOKAWA)

佐藤大輔
1964年生まれ。『皇国の守護者』などの著書多数。シリーズ累計300万部突破の大ヒット作『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』の原作を担当。

竿尾悟
1975年愛媛県生まれ。漫画家。代表作は『迷彩君』、『コンビニDMZ』など。現在『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』(原作:柳内たくみ)のコミカライズを連載中。

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