『名探偵コナン』の没タイトル案が話題に! サンデー最新号で明かされた、タイトル決めの裏話

マンガ

更新日:2017/6/5

 2017年5月10日(水)に発売された『週刊少年サンデー』24号で『名探偵コナン』の没タイトル案が明かされた。このタイトル案に読者からは「“コナン”を押し通した青山先生ほんとGJ!」「やっぱタイトルって大事なんだな… 印象ががらりと変わる」との声が上がっている。

 『名探偵コナン』のタイトル案が話題になったのは、同誌巻末の『サンデー非科学研究所』。ここでは毎回「漫画家」に関する様々な疑問をリサーチしているのだが、今回研究テーマとなったのは漫画の看板とも言える「タイトル」。そこで『名探偵コナン』というタイトルが決まるまでの様々な裏話が語られた。

 そもそも主人公の名前の“コナン”の部分は、コナン・ドイルという実在のミステリー作家が由来となっているのは有名な話。なのでタイトルも『名探偵コナン』なのだが、連載前は『名探偵ドイル』になりかけたのだとか。『サンデー非科学研究所』では青山剛昌がその理由を語っている場面もあり、どうやら『名探偵コナン』だと有名なアニメ「未来少年コナン」にイメージが引っ張られるため、“ドイル”の方が良いと編集長に言われたとのこと。しかし青山は“ドイル”よりも“コナン”の方が語感がかわいいと思っていたので、『名探偵コナン』というタイトルで強引に進めてもらったという。

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 このエピソードに読者からは「確かに“ドイル”よりも“コナン”の方が断然かわいい! なんでだろ?」「もしタイトルが『名探偵ドイル』だったらここまで長く愛されていただろうか…」「『未来少年コナン』ってかなりビックネームなのによく“コナン”を押し通せたなwww」「これが“歴史の分岐点”ってやつか…」との声が上がった。

 ちなみに小山愛子による『舞妓さんちのまかないさん』がタイトル難産だったというエピソードも紹介されている。作品の看板であるタイトル。その決め方が分かる今回の『サンデー非科学研究所』は、漫画好き必見だ。

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    『週刊少年サンデー』24号(小学館)